警視庁幽霊係 (ノン・ノベル) 価格:¥ 860(税込) 発売日:2005-10 |
警視庁・特殊捜査室が、柏木雅彦警部補のデスクがある場所だ。
別名幽霊係の柏木は、被害者の霊が見え、話をすることができる。
そうなると事件の解決も早いように思えるのだが、霊の全てが犯人を見ているわけではなく、
話をしてくれるわけでもなく、嘘をつく場合もあるのだ。
死後の無残な姿の被害者に胃をキリキリ痛めながら、柏木は今日も霊の聞き込みにまわる。
他課への転属を夢見ながら・・・。
怖い話になりそうな設定ですが、女子高生の守護霊や、あまりうらみを残してない霊たちに、
心なぐさめられたり笑わされたりと、結構楽しめます。
本当に怖いのは、生きている人間の方だなとしみじみ感じさせられたミステリでした。