日本の国宝、最初はこんな色だった (光文社新書) 価格:¥ 1,050(税込) 発売日:2008-10-17 |
この本では、東大寺大仏殿、地獄草子、平治物語絵巻など、今では失われてしまった美術品の色を、
デジタル技術で、学術的根拠にもとづきながら、作品誕生当初の色彩に復元していきます。
中でも大仏殿は、原色と金を多彩に使った華々しさで、本尊ばかりでなく両脇に脇侍がおり、
四天王を従えて、さぞ美々しかったろうと想像できます。
他にも、元々は襖絵だった屏風を復元したり、どのように配置して楽しんだのかを考えたりと、
デジタル画像だと自由自在に扱えて、とても楽しめるものだと感じました。
本物は高価すぎて、動かして楽しむなんて贅沢はできませんからね。
面白かったです。