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警視庁幽霊係と人形の呪い (ノン・ノベル) 価格:¥ 860(税込) 発売日:2009-08-29 |
池袋警察署の生活安全課に勤める青田は、彼の住む団地の隣の棟で起きた
ボヤで亡くなった老婦人の霊が見えるようになった。
そこで、警視庁特殊捜査室で幽霊の事情聴取を担当する柏木雅彦警部補に、
相談するために訪ねてきた。
万年、気苦労で胃痛が絶えない柏木は、彼を鍛えて自分の仕事を押し付けようと、
協力をかって出た。
早速、現場を訪れるが、亡くなった老婦人の話からすると、火事に不審な点が見られる。
物の記憶が読める高島佳帆警部の協力を仰ぐため、現場に残された市松人形を持ち帰ったのだが、それには恐るべき力が秘められていた。
あまりにも悪意に満ちた人形に、途中、読むのを止めようかとも思いました。
でも、青木たちのように善意で動く人もいるのだから、世の中捨てたもんじゃないですよね。
柏木刑事は、今回、ちょっと打算もありましたけど(笑)
少しずつ歯車がかみ合わないようになった結果のこの事件。
寂しくて悲しいですよね。