追想五断章 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2009-08 |
菅生芳光は、学費が続かなくなったことから大学を休学し、伯父の古書店にアルバイトをしながら居候をしている。
ある日、同年代の女性から雑誌を探して欲しいという依頼が舞い込む。
難なく、その雑誌を発見し、その依頼主に売ることができたのだが、その女性は、どこに載っているのかも分からない、叶黒白の小説のあと四篇全てを、一篇につき十万円という破格値で探して欲しいという依頼をした。
叶黒白は女性の父親だというのだが、それにしても、そのような高額で探そうという理由とは何なのか?
小説に隠された真実とは?
最初に結末を知った上で読まれる小説。
それにこのようなどんでん返しがあろうとは?
驚きと同時に、何とも言えないやるせなさも感じました。