横田順彌さんの『わがはいは中村春吉である。自転車で世界一周無銭旅行をした男』を読みました。
父親が西南戦争で士族軍に参加したため、賊の子といじめられ学校にも行けなかった春吉が、
二十二歳にハワイで英語を学び、ついには自転車で世界一周無銭旅行を成し遂げた
中村春吉の旅の過程をたどった物語です。
働きながら旅をするはずだった春吉が、様々な理由で門前払いされたり、
不審者扱い、スパイ扱い、死刑になりかけるなど、なかなかハードな道のりを
乗り越えて行きます。
逆に、多くの人々の援助によって、旅を成し遂げられたという面もあり、
英語が達者であったとはいえ、心細い一人旅、心強かったと思います。
こんな方が20世紀初めにいらしたのですね。面白かったです。
父親が西南戦争で士族軍に参加したため、賊の子といじめられ学校にも行けなかった春吉が、
二十二歳にハワイで英語を学び、ついには自転車で世界一周無銭旅行を成し遂げた
中村春吉の旅の過程をたどった物語です。
働きながら旅をするはずだった春吉が、様々な理由で門前払いされたり、
不審者扱い、スパイ扱い、死刑になりかけるなど、なかなかハードな道のりを
乗り越えて行きます。
逆に、多くの人々の援助によって、旅を成し遂げられたという面もあり、
英語が達者であったとはいえ、心細い一人旅、心強かったと思います。
こんな方が20世紀初めにいらしたのですね。面白かったです。