「華竜の宮」からのち、地球規模の危機<大異変>が人類に迫っていた。
そのため、陸上民と海上民は資源をめぐって対立していた。
さらに、生きるのにも事欠く海上民には<ラブカ>となって陸側の船舶を襲撃する者もいて、その対立は深刻化していた。
支援団体の理事長・青澄誠司、元医師でラブカの一派のリーダー・ザフィール、人類絶滅の危機を前にして深宇宙への開発を目指す少女・星川ユイ。
誰もが、方向こそ違えど最終目標は同じなのかもしれません。
でも、どうしても相容れない、悲しいですね。
上巻では、悲しすぎる現実ばかりを見せられましたが、下巻での人類はどのような方向を目指すのでしょうか?
読むのに時間はかかりますが、充実した読後感を期待しています。
深紅の碑文(上) 価格:(税込) 発売日:2013-12-18 |