こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ』吉永南央

2014-05-17 19:46:36 | 本と雑誌

珈琲店・小蔵屋の主、草は、今回三つの問題で気をもみます。

一つは、小蔵屋に薄利でコーヒー豆を卸してくれているミトモ商会の会長と社長の仲。
二つ目は、病のために体が不自由な友人・由紀乃の身の回りのこと。
三つ目は、ミナホと萩尾の関係修復。

ほんの小さな悪意が、人間関係を激しく歪めてしまうのですね。
このシリーズは確か1と3を読んでいて、穏やかな印象が残っているのですが、2でこんなにも薄ら寒い気持ちになるとは思いませんでした。あ、いい意味で、ですよ。
日常のミステリのイメージが、いい意味で、覆されました。

名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ 名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ
価格:¥ 1,620(税込)
発売日:2012-12-09
コメント
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