伊藤二葉くん18歳・大学生。
推理研究会所属なのに、人が殺されるような怖い物語は苦手。
そんな二葉くんが家庭教師をしている中学生の瀬川隼人くんとは、1時間の自習で成績を維持する代わりに、1時間のミステリ談義をする契約になっています。親には内緒だったかな?
今回起こった事件は、デパートで故意に事故を起こし高級チョコレートを盗んだことや、先輩のバイト先のマスターのやさしさの原因や、就職活動中にエントリーシートを隠すという意地悪をされた理由や、掲示板に貼られた写真が嫌がらせなのか、などというもので、犯人とともに隼人くんによって解明されていきます。
日常のミステリといえども、鮮やかな推理が見ものです。
あと、ミステリやSFの紹介もちりばめられていて、そういう面でもおすすめです。
ただし、レムさんが言っていたように、怖い話が苦手な人には、長谷敏司さんの『あなたのための物語』はおすすめできません。
あ、でも、私はホラーやスプラッタは苦手ですが、この話は受け止められるジャンルなのです。
怖いの種類が違うのですね。
僕と先生 価格:¥ 1,728(税込) 発売日:2014-02-19 |