吉原で様々な女郎が客を取り、時には恋をし、恋に死に恋に生きる。
年季明けまで生き延びられない理由も色々。
待てない女待つ女、それも様々。
また、彼女らの周りの男どもも多様な生き様を見せる。
好いた男の前でなじみの客に抱かれるはめになった女。
相思相愛だったその男が、なじみ客を殺した理由とは?
本当に十人十色の女たちがいますが、その中でも私は八津と緑に共感しました。
正反対にも思えるのですが、どちらも生き延びられそうなたくましさがあるように思えます。
花宵道中 (新潮文庫) 価格:¥ 637(税込) 発売日:2009-08-28 |