こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『ウルトラマンデュアル』三島浩司

2016-05-08 19:32:52 | 読書感想
ギャラフィアンは、あらゆる星を侵略し続けていたが、光の国がそれを阻んできた。

地球がギャラフィアンの一つ、ヴェンダリスタ星人に支配される三年前の十二月十二日頃、地球の近傍宇宙で二つの勢力の戦いが始まった。

光の戦士は、ほとんどギャラフィアンの母船を無能化したが、敵も敵味方を巻き込んでの消滅を選んだ。

戦士はすべて倒れ、‘‘戦艦’’もやむなく地球に不時着。
戦いのできない光の国の聖女、ティアだけが生き残った。
ところが、ギャラフィアンもほんのわずかだが生き残っていたため、双方の助けが来るまで地球人類はギャラフィアンの支配を受ける状態になってしまった。

ギャラフィアンは地球に降伏を求めたのだが、地球政府が中立を選んだため、考えを変えさせようと光の国の‘‘戦艦’’の周囲の‘‘飛び地’’に次々と巨大怪獣を送り込んできた。

大抵の人々が日和見を決め込む中、故郷を、国を、地球を捨て、ティアと共に戦うため、ウルトラ化する人々も現れた。

そうですね、オリジナルのウルトラマンシリーズも、ただ、正義のヒーローが戦うのを指をくわえて見ていたわけではありません。
どんなに心をくじかれそうになっても、ギャラフィアンに抵抗しようとする人々の葛藤と勇気に心動かされました。
この本では、ウルトラマンじゃなく普通の人々が主役だというのも、共感できました。

あと、三島さんのあとがきですが、タロウは、そんなに再放送が無かったんですか?
私もいくらか大きかったので判断しにくいのですが、それなりに面白かったと思うのですが・・・。
コメント
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