こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

この庭に 黒いミンクの話

2007-05-26 00:00:00 | 未分類
梨木香歩さんの『この庭に 黒いミンクの話』を読みました。

本の薄さとイラスト入りというのに騙されました(^^;)結構、大人の話です。
北方の国に来たミケルが出会った少女と黒いミンクの物語です。
幻想的というか、幻覚的な感じで、どこか投げやりな生活の仕方が、
この話の前にかなりつらいことがあったな、と想像できます。
彼女たちに出会うことで、退行したようにも思えるけれど、その後、精神的に再生していったのかな?
と思えます。
過去と現在がつながって、不思議な感覚の物語になったと感じられました。

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午前中、図書館に行ったら、コンピュータが故障していてリクエスト本がきているかどうか、
その場にあるものでしか分からなかったので、借りずに帰ってきました。
そしたら、午後になって、2冊来たという連絡がありまして、受け取りに行きました。
コンピュータって、何も無ければ便利なのですが、こういうことが起きると、
無かった時よりも困るものですね。

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宇宙へのパスポート3

2007-05-25 00:00:00 | 未分類
笹本祐一さんと松浦晋也さんの『宇宙へのパスポート3』を何とか読みました。

宇宙開発の世界的状況や問題点が描かれていると同時に、いつも通りロケットの打ち上げ
レポートが楽しく描かれていました。
そうなんですよね。星雲賞を受賞したのに、NASAの打ち上げの延期で、
SF大会にいらっしゃることができなかったんですよね。
あの時は、会場のみんなで笑ってしまいました。
そこまでしたのに結局見られなかったそうで残念でした。
ロケット打ち上げだけでなく、観光も行かれたようで、読んでいて楽しかったです。
そして、『はやぶさ』には感動しました。

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オリュンポス 下

2007-05-23 00:00:00 | 未分類
ダン・シモンズ氏の『オリュンポス 下』読み終えました。

三百ページを超えるあたりからイライラしだしたのは、訳者あとがきに書いてあるように、
ディディールを細かく書き込んであるのが、私にはまどろっこしかったせいでしょうか?
英文学の基礎教養を要求される面は、飛ばして読んでいけばいいので、
それほど気にならないのですが。
そして、話の途中まであんなにも主人公たちを苦しめていたものが、
あんなにもあっさりといなくなると、拍子抜けします。
もうちょっと盛り上がりが欲しかったです。

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オリュンポス 上

2007-05-21 00:00:00 | 未分類
ダン・シモンズ氏の『オリュンポス 上』を読みました。

地球化された火星で、絶世の美女ヘレネをめぐって始まったトロイア戦争。
戦っていたギリシャ神話の英雄たちは、圧倒的な力をふるう神々に対して
ついに、叛旗をひるがえした。
また地球では、数千年にわたり怠惰な暮らしをしていた人類を、これまで忠実な召使として
働いていたヴォイニックスが殺し始めた。

ギリシャの英雄や神々が、なぜ火星にいるのか?
神々の不老不死の背景には人類の科学技術がありそうだとか、人類自体も不老不死に近い状態なので、
この世界を創りあげた人物の意図が何であるのかが楽しみです。
でも、長いので、下巻も一日では読み終えられないと思います。

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ピーチツアー

2007-05-20 00:00:00 | 未分類
遠藤淑子さんのコミックス『ピーチツアー』を読みました。

桃太郎を祖父に持つ少女モモが犬之助・雉若丸・鬼申をお供に、ニュー鬼ヶ島へ向かう。
復讐の機会をねらい集結しているという鬼達と戦うのではなく、
話し合いで解決しようとするのだが・・・。

確かに、桃太郎が金銀財宝をぶんどって帰ってきたというのは、今となっては、
褒められたことじゃないと思いますよね。
そういう意味では、モモが命をかけて信頼を取り戻そうとするのは、見上げた勇気だとは思いますが、
現実的にはできることじゃないので、いつものコミックスに比べて醒めた見方をしてしまうのも事実です。

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