こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

ボクハ・キミガ・スキ

2007-05-19 00:00:00 | 未分類
谷山浩子さんの『ボクハ・キミガ・スキ』を読みました。
同タイトルのCDの曲を聴いている私といたしましては、話の展開が予想できたのですが、
悲恋の物語です。

少女のようにきゃしゃできれいな少年ナオは、初対面から不機嫌だった。
その親友カズキと彼女のアキノとが、パズル同好会に所属しているとかで、
誘いを受け、ルウも会に出入りするようになった。
しかし、ナオの行動は理解しがたい事が多くて・・・。

ナオの恋もつらいけれど、ルウもそんなナオに恋しているみたいで、病気のナオの看病を
かいがいしくしているんですよね。でも、ナオの恋の行方を冷静に観察しているし、
どういう心境なんだろう?

あ、一応断っておきますが、この小説は1991年の作品で、コバルト文庫から発売されています。
読みたい方は、古本屋をお探しください。

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ハルさん

2007-05-18 00:00:00 | 未分類
藤野恵美さんの『ハルさん』を読みました。

人形作家ハルさんの一人娘、ふうちゃんの結婚式の日、ハルさんが思い出すふうちゃんの成長過程。
隆くんの卵焼き消失事件、ふうちゃんの失踪事件などの五つの謎。
ふうちゃんが、すくすくと素直に育っていく様子に、温かな気持ちにさせられました。
とても優しい物語ですが、世の娘を持つお父様方の涙腺を決壊させること間違いなしです。

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雨の恐竜

2007-05-17 00:00:00 | 未分類
山田正紀さんの『雨の恐竜』を読みました。
ヒトミ、サヤカ、アユミは幼なじみであり、四歳か五歳か六歳の頃、恐竜と遊んでいた。
「何か困ったことがあったら、わたしが助けたげる」好きだと言う代わりに、
恐竜と約束をした。

十四歳、幼なじみも疎遠になったある日、部活の顧問の浅井先生が東谷渓谷で亡くなった。

中学生ともなると、大人の負の部分が見えてくる年頃。
この話では、特に彼女たちにとって、あまりにも汚い面を見せられて、
つらく悲しい出来事が続いたように思えます。
でも、大人たちの偽善を乗り越えた彼女たちは、とてもすがすがしく感じられました。

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速水奨さんの語りのアルバム『言葉の空間・IV 陰陽師~天邪鬼~』を聴きました。
陰陽師は、もちろん夢枕獏さんのです。
速水さんの落ち着いた美声で聴く陰陽師。愛読書でもあり、
人に読んでいただくのもいいものだと思いました。
中原中也の詩二編もいいのはもちろんですが、与謝野晶子の『君死にたまふことなかれ』は
女性が読むものだと感じていたので、意外な選択でした。
島崎藤村の『初恋』は初めて聴くものでした。
今まで、ほとんど詩を読むことが無かったので、新鮮でした。

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エマ8巻

2007-05-16 00:00:00 | 未分類
森薫さんのコミックス『エマ』8巻を読みました。
あれ?7巻で完結しているはずでは?と思った方、番外編です。

元ウイリアムの家庭教師だったエマの雇い主ケリーの新婚時代の話。
夫ダグは気のいい人だったようですが、流行り病で亡くなったのですね。
ケリーは、感情をあまりうまく表すことができない女性だったようですが、
それを理解してくれる優しい男性だったみたいです。

あと、気になっていたウイリアムが求婚しておきながら振ったエレノア。
海水浴先で、誠実な男性と出会います。
ところで、ヴィクトリア時代の水着って、普通のワンピースの洋服みたいだったのですね。
この漫画は、新たな知識が得られることも魅力です。

ドジなメイド・ターシャの里帰りも、下流家庭の生活が垣間見えて楽しいです。

他は、ぜひコミックスを読んでみてください。絶対、面白いです。

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今日は、カラオケに行ってきました。
機種はUGA。谷山浩子さんの曲が断然多いのです。
あと、アンジェリークの曲と速水奨さんの曲が目当て。
充分に堪能してきました。
帰ったら速水さんの朗読のCD『言葉の空間IV』が届いていましたので、近いうちに
聴いてみたいと思っています。
図書館の本も読まないと、リクエスト本がいつ廻ってくるか分かりませんので
ひやひやしています。

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たゆたいサニーデイズ

2007-05-15 00:00:00 | 未分類
村崎友さんの『たゆたいサニーデイズ』を読みました。

葉音が所属する合唱部は、彼女と先輩の宮本さんの二名の部員しかいない。
そんな春のある日、見学に来た新入生に記名してもらうノートに「中村雫」と書かれていた。
しかし、全校生徒を調べても、そんな名前の人は存在しない。
そんなささやかな謎から始まった新学期。
野球部の部室が荒らされたり、映画研究会が文化祭に向けて作成したDVDが割られたり、
しまいには、野球部の部室が、卒業生の煙草の不始末で火事騒ぎになったりと、
様々な事件が続いた。
実は、全ての謎は、ある人物の共通した思いから起きたことだった。

懐かしい高校生活。クラブ活動、退屈な授業、委員会活動、下校時間の寄り道、友達とのおしゃべり
などなど、たわいも無い事がキラキラと輝いて思い出せます。
学生生活の隣りにある様々な謎に、ああでもないこうでもないと、脳みそを振り絞って悩み、
楽しむことができました。

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