円城塔さんの『道化師の蝶』を読みました。
表題作はA・A・エイブラムス氏と、希代の多言語作家・友幸友幸、
そしてエイブラムス氏が友幸友幸を捜索するために雇われたエージェントの一人によって
綴られている物語である。多分。
しかし、もしかしたら蝶の生み出した夢かもしれず、その有り様ははっきりしない。
また、「松ノ枝の記」も松ノ枝氏とその作品の翻訳者が、同時に逆の立場にもなり、
松ノ枝氏も姉が実在することにより、架空の存在になってしまうという、ややこしい内容である。
私としては、「道化師の蝶」よりも「松ノ枝の記」の方が頭を整理しやすいと思います。
でもって、分かりにくい内容ですが、私はこの二作品が好きです。
表題作はA・A・エイブラムス氏と、希代の多言語作家・友幸友幸、
そしてエイブラムス氏が友幸友幸を捜索するために雇われたエージェントの一人によって
綴られている物語である。多分。
しかし、もしかしたら蝶の生み出した夢かもしれず、その有り様ははっきりしない。
また、「松ノ枝の記」も松ノ枝氏とその作品の翻訳者が、同時に逆の立場にもなり、
松ノ枝氏も姉が実在することにより、架空の存在になってしまうという、ややこしい内容である。
私としては、「道化師の蝶」よりも「松ノ枝の記」の方が頭を整理しやすいと思います。
でもって、分かりにくい内容ですが、私はこの二作品が好きです。