こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

道化師の蝶

2012-04-26 00:00:00 | 未分類
円城塔さん『道化師の蝶』を読みました。

表題作はA・A・エイブラムス氏と、希代の多言語作家・友幸友幸、
そしてエイブラムス氏が友幸友幸を捜索するために雇われたエージェントの一人によって
綴られている物語である。多分。
しかし、もしかしたら蝶の生み出した夢かもしれず、その有り様ははっきりしない。

また、「松ノ枝の記」も松ノ枝氏とその作品の翻訳者が、同時に逆の立場にもなり、
松ノ枝氏も姉が実在することにより、架空の存在になってしまうという、ややこしい内容である。

私としては、「道化師の蝶」よりも「松ノ枝の記」の方が頭を整理しやすいと思います。
でもって、分かりにくい内容ですが、私はこの二作品が好きです。

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おやすみラフマニノフ

2012-04-25 00:00:00 | 未分類
中山七里さん『おやすみラフマニノフ』を読みました。

秋の演奏会に向かってコンサートマスターとなった音大生の晶は、チェロ奏者の初音と共に
練習に励んでいた。
そんな時期、まずチェロのストラディバリウスが盗まれ、学長の特注のピアノがダメにされたあげく、
殺人予告が舞い込むという事態に。
果たして、この事件の犯人とその目的とは?

今回も、ピアニストの岬洋介が探偵役を務めます。
今度の場合、犯人よりもそれを操っていた黒幕が許せないと思いました。
とんでもない人物です。

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『ブラック・アゲート』上田早夕里

2012-04-24 19:43:28 | 本と雑誌
ブラック・アゲート ブラック・アゲート
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2012-02-18

アゲート蜂は、野生の哺乳類の体内に卵を産み付ける性質を持っていた。
卵は、動物の体内で幼虫になり、幼虫は宿主の体液を吸って成長した後、そこで蛹となる。
そして、ある日突然、宿主の体を食い破って外へ出てくる。
幼虫に寄生された動物は、羽化までの間にさまざまな症状に襲われ、蜂が羽化する頃には確実に死ぬ。

恐ろしいのは、この蜂が人間まで宿主に選び始めたことだった。

この物語は、高寺暁生が住んでいる離島ではいなかったはずのアゲート蜂に娘の陽菜が刺されてしまったことから、苦難の道のりが始まります。
暁生は、何としても彼女を助けるため、噂では50%の生存率を持つという本土の病院に渡る決心をした。

しかし、暴力や殺人も辞さないAWS対策班が島を封鎖している。
暁生たちは、陽菜を助ける事ができるのか?

蜂よりも、それに対する恐怖によって狂っていく人間が怖いです。
社会システムの欠陥を正していかないと、いつかは起こるのかもしれません。
そういう私自身、このような事態が起きたとき、正常で尋常な対応や行動ができる自信はありません。
読むのが辛かったです。

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ブラック・アゲート

2012-04-24 00:00:00 | 未分類
上田早夕里さん『ブラック・アゲート』を読みました。

アゲート蜂は、野生の哺乳類の体内に卵を産み付ける性質を持っていた。
卵は、動物の体内で幼虫になり、幼虫は宿主の体液を吸って成長した後、そこで蛹となる。
そして、ある日突然、宿主の体を食い破って外へ出てくる。
幼虫に寄生された動物は、羽化までの間にさまざまな症状に襲われ、蜂が羽化する頃には確実に死ぬ。

恐ろしいのは、この蜂が人間まで宿主に選び始めたことだった。

この物語は、高寺暁生が住んでいる離島ではいなかったはずのアゲート蜂に
娘の陽菜が刺されてしまったことから、苦難の道のりが始まります。
暁生は、何としても彼女を助けるため、噂では50%の生存率を持つという本土の病院に渡る決心をした。

しかし、暴力や殺人も辞さないAWS対策班が島を封鎖している。
暁生たちは、陽菜を助ける事ができるのか?

蜂よりも、それに対する恐怖によって狂っていく人間が怖いです。
社会システムの欠陥を正していかないと、いつかは起こるのかもしれません。
そういう私自身、このような事態が起きたとき、正常で尋常な対応や行動ができる自信はありません。
読むのが辛かったです。

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県立御陀仏高校完全版1

2012-04-23 00:00:00 | 未分類
猫十字社さんのコミックス『県立御陀仏高校完全版1』を読みました。

この本は、私が二十代の頃だったかに発売されたものの出しなおしです。
背古田竜美と腹田桃世という二人の超人的な女子高生を主人公にした、
かなりぶっ飛んだギャグマンガです。

リアルタイムで読んでいたものの手放していたのですが、5月に3巻が出るというので、
購入した次第です。
1巻も、4月10日発売だったので、2巻はまだ出ていないのでしょうか?
面白くも懐かしいです。
3巻に収録されるものは、まだ書籍化されてなかったようなので、とても楽しみです。

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