こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『居酒屋ぼったくり(3)』秋川滝美

2015-12-26 19:28:30 | 読書感想
今回も、居酒屋ぼったくりは和気あいあい。

前巻のとき、常連がそれぞれ引き取った猫たちをウメさん家に集めて猫会を開いたり、運動不足解消のためにテニス大会をやったりと、何とも和やかな交流をしています。

でも、太田先生からマサさんの高血圧の話を聴いた美音が、店のあり方に悩んだり、ウメさんと幼なじみの再会を願ってSNSで探してみたりした話もいいです。

食べ物については、芋煮の山形風と仙台風、ロールキャベツ、レンコンのはさみ揚げ、葉わさびの醤油漬けに惹かれました。
お酒は、そういえば最近、さつま小鶴のCMを聴いていないな、と感じました。
昔、CMがあったので、この銘柄を覚えているんだと思います。
下戸に近いもので、そう飲めないのが残念です。
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『多々良島ふたたび ウルトラ怪獣アンソロジー』山本弘 北野勇作 小林泰三 ほか

2015-12-24 19:33:25 | 読書感想
表題作では、怪獣がやたらと日本に現れる理由を描き、
「宇宙からの贈りものたち」では、主人公が現実と幻想を行き来し、
「マウンテンピーナツ」では、怪獣を保護しろという環境保護団体のためにウルトライブが苦悩し、
「影が来る」では、ウルトラQに近いドッペルゲンガーがからむ物語となり、
「変身障害」では、モロボシ・ダンがウルトラセブンに変身できなくなり、
「怪獣ルグスビグラの足型を取った男」では、怪獣の足型を採取する専門家が存在し、
「痕の祀り」では、巨大な死体を片付ける特所清掃業者まで登場します。

どれも面白くて、どれかを選べと言われても難しいです。
言えるのは、どれもウルトラシリーズに対する深い愛を感じることです。

余談ですが、もしかして田中啓文さんの名前は、ケイブンシャからきたペンネームなのですか?
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甘かったり、痛かったり。

2015-12-23 19:46:29 | 日常
今日は、ちょっと早めではありますが、クリスマスケーキを受け取りに行ってきました。

せっかく外に出たので、ついでにと思ってTSUTAYAに向かったのがまずかったです。
近場のバス停でバスを降りたら、ちょうど花壇のところでつまずいて転び、足をくじきました。
大抵のバスは、降り口の方を降りるのに段差があって危ない位置に停めることになるんです。
乗り口を乗りやすく停めるものだから。
荷物が多く、ケーキを手に入れて嬉しかったもので、失念していたのですね。

しばらく、立ち上がれませんでした。
意地で立ち上がってTSUTAYAに行き、かきコメなるものを手に入れたのですが、レンチンご飯でした。
米の小さな袋ぐらいはあるかと思っていたのが、甘かったです。


少しではありますがケーキは崩れるし、足は痛いしバス代は余計にかかったしで、踏んだり蹴ったりでした。
ケーキが、とても美味しかったのが救いです。


ちなみに、かきコメで推薦したのは、矢崎存美さんの『ぶたぶたの甘いもの』です。
せめて誰か気に留めて、作品を買って読んでくださったら、痛い思いをした甲斐があるのですが。
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『モナミは時間を終わらせる?』はやみねかおる

2015-12-22 19:40:18 | 読書感想
今回の萌奈美は、英単語のテスト中に腕時計の英単語を思い出せず「time machine」と書いてしまったことから、トラブルを起こし、時間と空間をめちゃめちゃにしてしまった。

実は、それをきっかけにしてシンクロが起こり、萌奈美の腕時計がタイムマシン化し、それを狙う者どもから逃れようとタイムリープしてしまったのが原因だった。

今回も、丸男やナル造、神田川永遠など総出演で事態を混乱に陥れ・・・いやいや、修復します。
タイムリープの繰り返しでめちゃめちゃになった時空は、果たして?
やっぱり萌奈美らしい結末というか、今後、どう収拾するのでしょう?もう、知~らない(笑)
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『踊り子と探偵とパリを』小路幸也

2015-12-21 19:39:39 | 読書感想
英国の御曹司ユージン・オースティンは、作家になりたいがため勘当同然で家を出て、パリの<ドゥポン通り>にある<オテル・ドウ・シゾン>の半地下に安価で住まわせてもらっていた。

ある日、キャバレー《サンク・ルージュ》の踊り子ブランシュがアメリカから帰国し、凱旋公演をするというので見物に行き、恋に落ちた。
そんなユージンに知恵をつけたのは、ユージンが《サンク・ルージュ》に向かう途中に暴漢に襲われたところを助けたアメリカの探偵マーク・マクベインだった。
マークは、彼が追う伝説の呪いのダイヤを取り戻す手助けをする代わりに、ユージンの恋路の手助けをしてくれると言ったのだ。

パリを舞台に、希代の天才詐欺師を敵に回して繰り広げられる大捕物。
恋と幻想の、面白い冒険小説でした。
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