興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

「妖怪道中膝栗毛シリーズ 2」 発刊!

2011-12-11 | 時には芸術気分


児童書の新刊をご紹介します。

道中膝栗毛 弐 よろずトラブル 妖怪におまかせ
  (三田村信行・作 十々夜・絵 あかね書房・刊)

妖怪道中膝栗毛シリーズの二巻目です。

江戸時代の大妖怪・山ン本(さんもと)五郎左衛門を追って、江戸時代にタイムスリップした小6の蒼一、夏実、信夫の三人は三島の宿を後にし、引き続き東海道を京に向け旅します。

今回は、なんとドラキュラと五郎左衛門の決闘場面があったり、大井川の主である(妖怪)川姫に夏実が跡継ぎにと見込まれ、さらわれそうになったり・・・。

(嘘でしょ)
と思うほど奇想天外なストーリー展開ながら、ぐいぐい引き込まれます。 面白いだけでなく、感動させられたり・・・。
わたしなど電車で、乗り過ごしそうになったくらいです。

作者が大嘘をつき、読者がそれをわかっていて乗せられる・・・。 エンタテインメント文学の醍醐味ですネ。

子供に「本を読め」とお説教する必要はない。ほんとうに面白い本が、本好きな子を育てます。

http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/189ca162d7ee61449568b35795c6cda5