児童書の新刊をご紹介します。
『妖怪道中膝栗毛 弐 よろずトラブル 妖怪におまかせ』
(三田村信行・作 十々夜・絵 あかね書房・刊)
妖怪道中膝栗毛シリーズの二巻目です。
江戸時代の大妖怪・山ン本(さんもと)五郎左衛門を追って、江戸時代にタイムスリップした小6の蒼一、夏実、信夫の三人は三島の宿を後にし、引き続き東海道を京に向け旅します。
今回は、なんとドラキュラと五郎左衛門の決闘場面があったり、大井川の主である(妖怪)川姫に夏実が跡継ぎにと見込まれ、さらわれそうになったり・・・。
(嘘でしょ)
と思うほど奇想天外なストーリー展開ながら、ぐいぐい引き込まれます。 面白いだけでなく、感動させられたり・・・。
わたしなど電車で、乗り過ごしそうになったくらいです。
作者が大嘘をつき、読者がそれをわかっていて乗せられる・・・。 エンタテインメント文学の醍醐味ですネ。
子供に「本を読め」とお説教する必要はない。ほんとうに面白い本が、本好きな子を育てます。
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