興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

妙音沢の湧き水

2019-08-17 | 散歩、時々旅

対岸の土手から流れ落ちる水は、埼玉県新座市の黒目川沿いにある「妙音沢(みょうおんざわ)の湧き水」です。
土手の少し奥が段丘になっていて、その斜面から湧き出ているのです。

ここは「武蔵野台地」の断層面が地表に表出している箇所の一つ。湧き水は台地表土の下の火山灰層、その下の礫層を通って染み出てきた「地下水」です。

 

 


    

湧き水の近くまで行ってみると、武蔵野台地の断層崖と湧水(ゆうすい)箇所は斜面林に隠れて見えませんが、染み出てきた水は合流して小川のようになっています。 

 


    

結構水量が多く、流れのわきには木造の橋や通路が整備されています。
遠方からグループや家族連れで見に訪れる人も少なくありません。 

 

   

水は透き通っていて、とてもきれい。

ちょっと手を入れてみると、ひんやりとして、かなり冷たく感じます。
わたしの経験から言うと、これはスイカやビンビールを冷やすのに頃合いの温度です。

そばに立ててある妙音沢湧水の解説板には、「近くの台地上には縄文時代などの遺跡もあり、古くからの人びとと湧き水との関わりがうかがえます。」とあります。

縄文の昔からこの辺には人が住み、この湧水の恩恵を受けてきたのですね。 

 


   

水は土手まで流れてきて・・・。 

 

 

 

黒目川に注ぎます。



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