興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

Johnney Foley's IRISH HOUSE (アイリッシュパブ・桑港)

2006-03-09 | 美酒・美味探訪


 サンフランシスコにあるアイリッシュパブ。
 表から見ると小さな店かと思うが、中は天井が高く、かなり広い。カウンター席の先はテーブル席になっており、パーテイションで区切られているせいか、だだっぴろさは感じない。
 焦げ茶色の柱と床が室内に重厚さを与えている。
 ビール、ウィスキー、カクテルに軽食、夕方から夜遅くまで、ここはサンフラン シスカンと旅行客でにぎわう。

 照明を落とした室内の壁には、立派な額に入った古い絵がいくつも飾られている。
 これだけ見れば美術館に入ったようだが、目を転じると室内はあふれんばかりの熱気と喧騒が充満している。
 白いブラウスでおさえた豊かな胸を揺らし、ビールジョッキを汗だくで運ぶフロアレディがいる。
 仲間同士で来て、冗談をとばしあい笑いあう若者たちがいる。
 中年男性軍の陽気な大声が聞こえる(英語である。何言っているかわからない)。
 二人用テーブルには、顔をよせ話し合う恋人たちがいる。
 カウンター席で一人足を組み、カクテルをすする人待ち顔の美しい女性がいる。

 サンフランシスコでのアフター5は、しばしここに身をゆだねよう。

 2001.4.20


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