興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

鮒寿司 (滋賀県)

2006-03-09 | 美酒・美味探訪
 琵琶湖のニゴロブナを塩と飯で漬け込み、発酵させ、一年以上もかけて作る発酵食品である。
 特有のにおいを臭いといって嫌う人もいるが、高級チーズにも似た発酵臭は酒飲みにはたまらない。

 東京(関東)では手に入りにくく、わたしは京都に行った折にデパートで買ってくる。あまりたくさん作られていないせいなのか、決して安いとはいえない。いまや高級食品といってよいであろう。

 15年ほど前、長浜市に旅した折、店先で漬け込んである樽の中から鮒寿司を一尾包んでもらったことがある。
(値段は忘れたが、その時はそんなに「高い」という感じはしなかった)
 そのフナずしには、いっしょに漬け込んであった飯も、たっぷり入っていて、家に帰ってから、結局全部食べてしまった。味がしみていて、とてもうまかったのだ。
 あとで聞くと、地元の人もこの飯をお茶漬けなどにして食べるのだという。

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