Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ボルネオ再訪 14 国立美術館

2025-02-21 15:57:55 | 東南アジア

12月4日 続き

登彼岸寺の前からGrabを呼び、次に向かったのは国立美術館。
 この写真では大きさがわからないが、実は結構大きな建物。
入場は無料だが入り口でネットのサイトに名前などの登録が必要、さらにリュックなどは係員にロッカーのカギを開けてもらって預けなければならないなどちょっと面倒くさい。

  
入ると建物中央は長い螺旋階段になっていて、ちょっとNYのグッゲンハイムみたい。階層はたくさんあるように見えるが実際は3階まで。

 1階の玄関脇で中国からの玉器の陳列があったのでまずはここから。

細かな細工が見事だが、玉をこれほど珍重する国は中国だけではないだろうか。

2階に上がると地元マレーシアのギャラリー。
 
ゆったりとした展示室に並んでいるのはほとんど現代の作品だが
  
 
なぜか家や店舗を題材とした作品が多くて、これが自分の好みにぴったり。

特に古い家のリトグラフの連作、スクリーンで次々に何十枚も映し出されるのが楽しくて20枚ほども写真に撮ってしまったが、この画集がミュージアムショップにないのが残念。

 
これはほぼ等身大のシルクスクリーン。

 
ユーモラスな作品も多く
 これはよく見ると郵便切手を貼って描かれている。

実はそれほど期待せずに入った美術館だったが、思った以上に楽しめた。

 美術館の隣にも変わった建物があるが、こちらは国立劇場。
ただしこちらは改修工事中だろうか、塀で囲われ、工事車両が入っていた。

少し歩くとLRTのHospital Kuala Lumpur という駅が見えて、これは持っていた古い路線図には乗っていなかったので最近できたらしい。
 駅もピカピカで、実はこれを使えばお寺からもLRTで来ることができたと知ってちょっとくやしい。

一度アパートに戻り、夕食のために再び外出。
 朝もくぐったカンポン・バルの門が夜には電飾できれい。
お店もたくさん開いていて、何を食べようかと物色するもシーフードの店はお客さんで超満員。
 ナシカンダルはどの料理も茶色で食指が動かない。

そんな中、ダマスカスと言う店名とシュワルマに目が止まって、今夜はこちらに決定。
  
 
ラムケバブのラップに大好きなレモンミントジュースでRM23。
が、それ以上にカウンターで目に留まったアラブ菓子、7つでRM15というので買って帰ったら、これが甘さもちょうど良くてすごくおいしかった。店名通り、これはシリア風なのだろうか、バクラヴァは甘すぎるトルコよりシリアの方がずっとおいしい。
もっとたくさん買えばよかった。


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ボルネオ再訪 13 KLCC周辺

2025-02-20 15:54:11 | 東南アジア

12月4日

今朝もローカルな朝食を求めてアパートの下へ。
やってきたのは徒歩5分ほどの所。
 
表から見るとなんとも簡素な屋台のように見えるが、右手の屋根の下には奥までたくさんテーブルが並んでいる。
ここに来たのはGoogle Mapで高評価が付いていたからなのだが、なるほど人気らしいロティチャナイに行列ができている。
  
 
見ているとおじさんが生地を手際よく薄~く~伸ばし、別の人がこれを鉄板で焼いて注文した数をお皿に乗せてくれる。手前にはカレーソースの容器が2つあって、これを各自好きなように器に入れる。
鉄板の先にはナシレマなど他の料理もあり、飲み物もその先で注文。欲しいものが揃ったら調理場とは反対側のテーブルの前に陣取るオーナーらしきおばさまに見せてお金を払うシステム。
 でこれを見せると、ロティチャナイはなんとRM1(約34円)!
テタレの方がRM3.5って、値付けがおかしくないか。しかもこのロティ、もみじの入ったカレーソースに浸けて食べると激ウマ。もう毎朝これが食べたい。

大満足の朝食を終えたら、部屋からも見えるツインタワーまで歩いて行くことにする。

朝食を食べた店の少し先にはきれいなイスラム風の門があって、この中の道沿いにはマレー系の食べ物屋が並ぶ。
  
 
お惣菜を並べた店に、カラフルな漬物の並ぶ食料品店などもある。
この辺りはカンポン・バルと言って、古いマレー式の家が残る一帯なのだそうだ。

この道を抜けると正面には高速道路が立ちはだかっていて、少し先に変わった形の橋が見えてくる。
  
 
歩行者専用のこの橋、Pintasan Saloma と言って2020年に造られたとか。
中を歩くとダイヤ型の模様がきれいで、その先にツインタワーが見えてくるのも印象的。
 渡り切って振り返るとこんな形。
夜には明かりも点くとのことで、部屋のバルコニーからもわずかに輝く橋が見えた。

橋の先の路地を少し行くとツインタワーは目の前。
 
この全体像を撮ろうと交差点にはすごい数の観光客。1996年にできたビルだがいまだに人気がある。
ここまでアパートから30分。

 
正面の噴水公園から久しぶりにじっくりビルの姿を愛でて、真ん中のショッピングモールの中へ。
 
クリスマス飾りなども見える中、大きな紀伊国屋書店で汗を引かせていただいた。

あと興味があるのはスーパーだけだが、ここは日系なので日本から来ている者には惹かれるものがなく
 
華やかなケーキや、最近はおいなりさんが人気らしいスシ売り場が面白いくらい。

十分に涼んだらKLCCを出て、大通り沿いに10分ほど。
やってきたのは法界観音経寺登彼岸(Deng Am Temple)というお寺。
  
 
門をくぐって目の前にある弥勒菩薩殿の中には金色に輝く仏像が何体も並び、熱心に祈る人たちもいるれっきとした仏教寺院だ。

しかしここに来たのはお参りのためではなく、このお堂の奥に行くため。
 
ここには素食の食堂がある、とシンガポール人の友人に聞いてきたのだが
 ちょうどお昼時ということで食堂は超満員。この周辺のサラリーマンやOLが社食にしているようで、外国人の姿もチラホラ。

  
食事はビュッフェ式で、おかずはすべてベジタリアンだが種類豊富。
 
無料のお茶の他に有料の飲み物やデザート類もあって
 好きなものを取ったら最後にレジでお会計。
ビュッフェの食事だけならRM18(約610円)と実にリーズナブル。
 しかもおいしい!旅行中こういう食事は実に貴重。
紙に包まれたパイナップルケーキは持ち帰ったが、ペナンで作られているというこれもとてもおいしかった。

ここを教えてくれた友人に感謝。


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ボルネオ再訪 12 バトゥ洞窟

2025-02-17 15:41:45 | 東南アジア

12月3日

夜明けのKL
 いつも明るいツインタワーもさすがに電気が消えている。

アパートでゆっくり支度をして、朝食を食べに徒歩5分ほどの店へ。
 
もう9時を過ぎていたので他に客はなく、オーナーらしきじいちゃんがのんびりお茶を飲んでいたが
 
こちらでいただいたのはこの店が元祖と言われるチリパンミー。丸いうどんに肉そぼろとじゃこのようなイカンビリス、ネギと温玉が乗っていて、これにチリフレークを好きなだけ入れてかき混ぜて食べる。想像通りの味ではあるが、これがおいしい。アイステタレと合わせてRM15。
壁には誰が書いたのか、日本語のサイドメニュー表もある。

朝食を終えたらKTMコミューターの駅まで歩いて行くことにする。
以前行ったことのあるチョウキット・マーケットの脇を通り、
 
しばらくはごく庶民的なエリア。
 
やがてLRTの高架を過ぎると周囲の雰囲気はガラッと変わって、高層ビルや大きなモールが出現する。

これを過ぎて高速道路を渡り、汗だくになりつつ30分かかってやっとKTMのプトラ駅に到着。
 
ここから目指すバトゥ洞窟まではわずかRM2.3(約80円)とお安いがこれをクレジットカードで支払い
 
パラパラと欧米人観光客もやってくるホームから女性専用車両に乗車。終点のバトゥ洞窟までは30分。

 駅前はロータリーになっていて
 
出てすぐの所には大きなハヌマーンが立ち、呼び込みがチケット売り場はここだと大きな声を出している。
が、ここでだまされてはいけない、ここはメインの洞窟入り口ではなく
 
右手の広場の前を通り、観光バスなどがたくさん停まった先へ行かなければいけない。

 
途中ではここにやたらにいるサルや鳩に餌をやっている人がいるが、どちらも大嫌い、餌なんてやるな!

5分ほど歩くとこの洞窟のシンボルともいうべき金色のスカンダ神とカラフルな階段が見えてくる。

周りには世界中からの観光客がいっぱい。さすがにここでは日本人もたくさん見かける。

こちらは入場無料。ヒンドゥー式のカラフルな門をくぐり
 272段の階段を上るが、暑いことを除けばそれほど大変ではない。

 
階段のてっぺんにも門があって、これをくぐると今度は下に降りる階段。入り口脇にはお供え物や土産物の店があって
 
中のヒンドゥー寺院ではインド系の人たちが大勢プージャを受けている。

この先にまた階段があるのでこれを上ると
  
頭上には空が見えて、こういう場所はどこでも聖地になるらしい。

なかなか雰囲気があるが、ヒンドゥー教徒ではないし、なによりこの中は蒸し暑い。
  そこで洞窟の外へ出ると
 
階段は一層の人ごみ。猿の前で写真を撮っている人もいるが、怖くないのかね。

滞在1時間で見学を終え、駅に戻る。
 
クレカ払い押しのKTMに乗って今度はセントラルまで行き、モノレールに乗り換えてアパートの最寄り駅へ。

お昼はアパートとは線路の反対側にある Yut Kee という店へ。
 
ここは朝食に人気の老舗、と前回の滞在の後で知って、ぜひ来たいと思っていた所。なるほど2時近くなってもお客さんでいっぱい。家族連れが多いような感じだ。

ここでの注文はロティ・バビなる料理、レモンティーと合わせてRM18。
 
パンの間に豚ひき肉と玉ねぎを炒めたものが挟まり、全体を揚げてある。
具はおいしい、が全体に油っぽく、ウスターソースをかけるとちょっと中和されて食べやすくなる。

テーブルで同席したのは大学生らしき男の子二人連れ。料理の写真を撮ったり、英語で話しているのでシンガポールあたりからの観光客かと思ったらジモティーだと言う。片方が来たことがなかったので来たと言っていたが、昔からの老舗でノスタルジーに浸る、ここはそういう店なのだろう。

今日はたくさん汗をかいたので、この後はアパートに帰ってNetflix三昧。
 夕食はフルーツサラダにしてビタミン補給。


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ボルネオ再訪 11 クチン~KL

2025-02-15 16:35:12 | 東南アジア

12月2日

 今日も朝食を求めてホテル前の道を行き
 
今度は新寶寶茶室の脇の路地へ。
 
ここにもクエチャップがあるので、本日は全部入り。お肉に厚揚げ、卵に幅広麺、大腸が車麩のようでうま~い。
クチンの朝ごはんはずっとここにいたいほどおいしい。

と言いつつ、本日はクチンからクアラルンプールに移動。
Grabで空港まではRM14と、やはりタクシーの半額以下。

 
今日はエアアジアなので空港の一番端で自動チェックイン。
この移動、実は大ポカをやってしまって、航空券を買う時、ブルネイからの移動日にしていたのを昨晩発見して大慌て。おかげで再購入、以前より高い航空券になってしまった。

サラワク州から出境してきれいな出発ロビーに入るとお土産屋さんがいっぱい。
 
ケクラピスにダバイはクッキーになっているが、空港はお高いのでもちろん買わない。

この空港にはプライオリティパスで入れるラウンジがあるので、こちらへ。
  
 
すると意外なほど食べ物が充実したいいラウンジ。が、今回はごく控えめに。

 
エアアジアの機内に入ると、お客さんを詰め込んでなんと10分早く出発。
 
ラウンジであまり食べなかったわけは航空券を買う時、あわてて機内食を付けてしまったからなのだが、このナシレマ、見た目はぱっとしないが結構おいしい。

飛行時間1時間35分で到着したのはクアラルンプールのKLIAではなく、古くからあるスバン空港。
 
こちらの方が市内に近いので選んだのだが、以前はあった空港鉄道は利用者が少なくて運休してしまい、車しか移動手段がないのでKLIAからの移動の方が経済的だったかもしれない。

空港から今夜の宿までは途中で雨も降りだして小一時間かかり、GrabでRM78。
前回KLで泊まったアパートが快適だったので、今回もAirbnbでアパートを予約。
 
以前と同じ駅の反対側にある高層マンション。一階にはコンビニやコインランドリーもある。
 指示された通り2階に上がると店舗はすべてシャッターが下りているが
 
一番奥の一室は貸し部屋の鍵受け渡し場所になっていて、自分の場合は指定されたロッカーの暗証番号を入れて部屋の鍵を受け取るようになっていた。
このマンション、2棟が繋がった造りになっているが、奥の1棟はどうやらほとんどの部屋がAirbnbのような貸し部屋になっていて、同じフロアには掃除などの管理をしているらしい南アジア系のお兄さんたちもいる。

 エレベーターに鍵をかざして部屋のある階で降りると廊下は殺風景。
各部屋にはA/Bとあって、どうやら元々の1部屋を2つに分けて貸し出しているらしい。
そんなわけで自分の部屋の扉を開けてみるとウナギの寝床のような細長い部屋。
 
が、キッチンの大きな冷蔵庫に洗濯機も備わって設備はまあまあ。
 
テレビではNetflixが自分のアカウントで見られるし、バスルームもOK。
以前に借りた部屋に比べるとだいぶ見劣りするが、管理人の反応は以前よりもいいし
 
窓からはツインタワーにKLタワー、2024年1月に開業したばかりのムルデカ118まで見える。

しばらくすると雨も上がったので、夕食を摂りに外へ。
 
選んだのはナシカンダルのお店。
 
ムスリム系のナシカンダルは料理がどれも同じような色をしているが、今夜はちょっと珍しいイカのカレーにキャベツとオクラ。これにバーリーレモンの飲み物を付けてRM25(約870円)と思ったより安くなかった。

 マンションの目の前は大きなモールなので中のスーパーで買い物をして

暗くなってから外を見ると見事な夜景。
 
KLタワーは華やかに色を変え、眼下のサッカー場では夜中まで歓声が上がっていた。


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ボルネオ再訪 10 クチンの猫

2025-02-11 14:57:34 | 東南アジア

「クチン」とはマレー語で猫の意味だそうで、町の名前の由来は別に動物の猫というわけではないものの、今ではすっかり猫を町の売りにしている。

そんなわけで町の中心にはあちらこちらに猫のモニュメント。
  
  
  

 今やどこにでもある町名のフォトスポットにも猫がいるし
 
町の紋章にも猫がいる。

 
街灯にも猫が登っているし
 
壁画はもちろん、ご丁寧にゴミ箱までドラえもんの出来損ないのような猫。


川べりには各国語の「猫」の紹介もあって面白いが、国の選定がちょっと謎。

猫好きなムスリムなので生きた猫も当然のようにあちこちにいて

しかしどの子も無防備なこと。


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