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Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スリランカ再訪 5 キャンディ

2011-06-09 00:45:37 | 南アジア
4月30日 続き

シーギリアの岩を降りて古都キャンディへ向かう。

途中、たくさんあるスパイス・ガーデンの一つに立ち寄り。
 
生のスパイスの木や実を見てみたかったからだが、こういうところのご他聞にももれず、見せられる「ガーデン」は本当に普通の家の庭程度、そこにごちゃごちゃと植えられた各種の木や草を係員がおざなりに説明してあとはお土産売り場に連れ込まれる仕組み。

 
 それでも一応、ターメリックの株やナツメグの木、カカオの花など見せてもらえたからよしとしようか。
他にもいろいろ見せられて写真も撮ったけれど、何がなにやら忘れてしまった(いいかげん)。

  
途中のドライブインでいろいろなパンを買ってみたら、中身はどれもカレーでこれが辛い、辛い。ビリヤニもそれ自体は辛くないが、ついてきた薬味(?)がこれまた辛い。
スリランカのカレーパンとはどうも相性がよろしくない。

 やがて到着したキャンディの街中には大きな人工湖がある。

今夜の宿泊場所はこの湖畔の老舗、ホテル・スイス。
  
  
設備はいささか古いながら、風情のある建物。

部屋に入ってみたらなんと
  
ベッドの上にワンコがいる!
これがバスタオルとフェイスタオルの2枚を使って作られたもの。体の方はともかく、頭の方は折り方が難しくてとてもまねできない。
ちゃんと花まで持っているところがにくいではないか。

ホテルから町の中心まではちょっと距離があるので、湖を渡る橋までドライバー氏に送ってもらう。
橋を渡り始めたとたんにちょいと怪しい親父が市場までの案内を買って出るが、どうせ客引きとは言えこちらも最初から市場へ行くつもりだったのでついて行く。

  
10分もかからずに到着したのがキャンディ・マーケット。
きれいな中庭があり、思いのほか整然としたマーケット。
  
中庭に面したところには華やかなスパイス屋や果物屋が並び
  
内側の通路には八百屋や乾物屋が並んで楽しい。

しかしお茶は買わないわ、コミッションの取れる店には行かずにほかをうろうろするわで客引きのオヤジは文句を言っていたけれど、客を見る目のないそっちが悪い。

市場を出て町の中心街をぶらぶら。
  
  
コロニアル風の建物が多く、その中にまたベーカリーが多いのも植民地時代の影響だろうか。
 売っているケーキもすごい。

5時過ぎ、ホテルとは湖をはさんで反対側のカルチャーセンターへ行く。
 キャンディに来た観光客は必ずここに来るんじゃないかと言う盛況。
ここでキャンディアン・ダンスを見る。

 
本来はこの町の有名なお祭り、ペラヘラ祭の時の踊りを10演目ほど見せてくれるのだが、司会も解説も一切なく、次々に踊り子が出てきて、どんどん舞台が進む。
衣装がかわいいのだが、踊りはあまり揃っていないような。もうちょっと演出があってもいいような気がする。 
 ただ最後にはお客さんを舞台に座らせて、真ん中で火吹きのパフォーマンス。

この舞台が1時間で終わると、劇場にいたお客さんはほぼ全員移動して隣の仏歯寺へ行く。
 
4世紀にインドからもたらされた仏陀の歯を収めていると言うこの寺院、1998年のテロで大きく破壊されたために建物は新しい。またそのために入るためのセキュリティチェックも厳しい。

 大勢の人とぞろぞろと中に入ると正面で太鼓を叩いてプージャを捧げている。
1日3回、このプージャのお祈りの時だけ舎利容器が見られると言うので大勢の信者が詰めかける訳だ。
この扉の向こうが舎利容器の置かれた部屋だが、1階からは何も見ることは出来ない。
そこでまた大勢の人の後について大混雑の2階に上がると
  
熱心にお祈りする人々の頭の向こうに燦然と輝く黄金の舎利容器が見える。
これが年1回、象の背に乗せられてお寺の外に出るのがペラヘラ祭。

他にもこのお寺の中には大理石の仏像とか、きらびやかなお祭りのための山車などが置かれてとても勢力のあることはわかるが、あまりにも人が多くて敬虔な気持ちにはなれない。
ここにはプージャの時間以外に来た方がいいかもしれない。


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スリランカ再訪 4 シーギリア

2011-06-03 19:21:56 | 南アジア
4月30日

昨晩泊まったカッサパ・ライオンズロック。
  
簡素なバンガロー形式のホテルだが、名前の通り、庭のプールの向こうにシーギリア・ロックが見える。

本日の目玉はもちろんここの壁画。朝食後、なるべく早く、暑くならないうちにと出発する。

 ゲートでは係員がチケットの番号をいちいちノートに記入する。ポロンナルワでも同じことをしていたが、出る時にチェックするわけでもなく、何のためにこんな面倒なことをするのかは謎。

  
遺跡を囲む堀を渡ると目の前にはまっすぐな道が伸び、その向こうにシーギリア・ロックがそびえている。
岩のふもとまで600メートルほど、
 
そして全部で2400段と言われる階段が始まる。見上げれば本当にこれを登れるのかしら、と思うような垂直の岩が目の前に。

しかしこの階段、実は懸念するほど大変でもない。
というのも岩のちょうど半分ほどのところに最大の見所である壁画があるから。
 わかりづらいが岩の真ん中に突き出している囲い部分が最初の目的地。
  
ここを上がり、さらに狭い螺旋階段を通り、小さな入り口を入ると
 オーバーハングになった岩に有名な美女たちがいる。

シーギリアは1,2世紀頃から仏教僧たちの修験場だったそうだが、5世紀にカッサパという王様が父王を殺して王位を簒奪、正当な後継者である弟の復讐をおそれてこんな険しい岩の上に王宮を築いたとされている。
この王宮は結局カッサパの在位中11年間しか使われなかったということだからこの壁画も5世紀のもの。しかも今でこそ前面に壁が築かれているが、1400年間はむきだしであったとはとても信じられないほど色も線も良く残っている。
ただし往時には500人もの美女が描かれていたと言ううち、現在も残るのは不完全なものも含めて18人だけ。

その18人をすべてご紹介させていただこう。
(注:色はリタッチのため実際よりも鮮やかになっています)
  
  
  
     
と数えてみたら、あら、17人しかいない。一人撮りそこなってしまったか。
しかしどの美女も豊満でたおやか、たくさんの宝石で身を飾っている様はさすが宝石の国。

スリランカでもおそらく最も有名な観光場所だと思うし、実際大勢の観光客が訪れているが、それでも思いのほかゆっくりと美女たちを愛でることができるのはありがたい。

そしてこの場所から外を見れば
 先ほど通ってきた一本道が緑の中に見える。

一方通行になった螺旋階段を下りるとその先にはミラー・ウォールと呼ばれる回廊がある。
  
この壁は特殊な方法で塗られ、さらに磨き上げられて反対側の壁に描かれていた多くの美女の絵を鏡のように映していたと言われる。
今は美女たちの絵もなくなり、チップ目当てに係員達が手を映して見せるが、見えるような見えないような。

  
その先をまたちょっと登ると大きなライオンの前脚の間にまた階段があり、この上がいよいよ宮殿跡。
今は鉄製の急な階段がついているが、1400年前はどうやってこの崖をあがったのか。

 頂上にはもはや建物の基礎しか残っていないが、
 
360度すばらしい眺め。
 王のプールには水がたまっていて、これをジモティーは飲んでいたけど、これって雨水だよね。

蒸し暑い中をここまで上がるのは大変だけれど、頂上では風が吹き抜けて気持ちがいい。
ここまで来られて良かった。


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スリランカ再訪 3 ポロンナルワ

2011-05-29 19:27:44 | 南アジア
4月29日 続き

昼食の後はハバラナの町を通ってポロンナルワへ。

世界遺産にも登録されているポロンナルワは11世紀から13世紀までシンハラ朝の都として栄えたところ。
遺跡は広大な敷地の中に散在しているので、車か、少なくとも自転車でも使わないととても回れない。

 まずは12世紀の宮殿跡。
元は7階建ての壮大な宮殿だったとのことだが、往時の姿を見るにはかなりの想像力が必要。

 
柱のたくさん並んだこちらの建物は閣議場。ライオンはもちろん王様のシンボル。
  
沐浴場のそばには川が流れ、シンハラの子孫達がやはり沐浴や洗濯をしている。

遺跡の中心とされているのは宮殿の北、ちょっと小高いところにあるクワドラングルと呼ばれる一角。
  
  
中央には7世紀のものとされる仏塔があり、形や彫刻がちょっとインドネシアのボロブドールを思い出させる。入り口にあるムーンストーンの彫刻も細かくてとてもきれいだ。

この南にはトゥーパーラーマという仏堂。
  
壁にまた仏堂の彫刻がされているのが面白く
  
中に安置された仏像は長年信者たちに撫でさすられたのだろうか、顔も体も磨耗しているところがなんとも味がある。

 
他にもぽつんと立つ仏像があったり、不思議な曲線の柱があったり
 これは「石の本」。掘られているのは古いシンハラの文字だが、くねくねした中にさなぎみたいな文字もあっておもしろい。

ここからさらに車で移動してガル・ヴィハーラ。
  大きな坐像と立像 
 さらに涅槃仏がいらっしゃるが、石の縞模様が美しく、どれも丸顔で優しい表情。
眺めていたら係りのおじさんが「横になったお釈迦様のつま先が揃っていたら寝ている姿。この像はずれているから涅槃に入られた姿なんだよ」と教えてくれる。へえ、知らなかった。
 さらに真ん中にはフェンスで囲まれた小さな坐像。
まわりの壁にわずかに壁画が残るのをおじさんが教えてくれたが、位置的に写真を撮ることができなくて残念。
むかしはこれらの仏像の周りに建物があり、華やかな壁画で飾られていたのだろう。

日もだいぶ傾いてきたが、どうしても見たいところがもう一ヶ所ある。
「もう閉館時間を過ぎているかも」とドライバー氏に心配されつつ向かったのは北のはずれにあるティワンカ・ピリマゲ寺院。
 
修復中の寺院の扉ははたしてちょうど鍵をかけたばかりのところだったが、我々の姿を見た係員のおじさんはやさしくて、「大丈夫、見せてあげるよ」とまた扉を開けてくれた。

どうしてもここが見たかった理由はもちろん壁画。
  
  
狭い通路の両側に予想よりもずっと多くの壁画が残っている。
13世紀のものと言うこの壁画、保存状態はあまりよくなく、懐中電灯で照らさなければほとんど見えないが、緻密な表現はアジャンタの壁画に似ていてすばらしい。

  
奥には胴体だけになってしまった仏像が立っているが、足元に供えられた花がストゥーパの形に並べられて、ここはいまだ信仰の場所なのだと教えられる。

壁を懐中電灯で照らしながらしつこく写真を撮っていても文句一つ言わない係りのおじさん。後からまた別の外国人が入ってきても追い出したりはしなかった。
スリランカの人はやっぱり優しい!

 遺跡のゲートを出ると、その先には大きな湖があり、家族連れが大勢夕涼みをしている。
大きいけれどこれは人工湖だそうで、今回スリランカで見た湖はどれもいずれの時代にかその時の王様が作った人工湖だった。
緑が多く、雨の多そうなこの島でも治水は統治者の一番の仕事だった様子。

日もとっぷり暮れてから今夜の宿に入った。


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スリランカ再訪 2 ダンブッラ

2011-05-15 01:20:54 | 南アジア
4月29日

スリランカに来たからには朝からカレー。
 ヒヨコマメの隣にあるのは魚カレーだけれど、スリランカは辛い、との噂どおり、ホテルの朝食と言えども容赦なく辛い。唐辛子と言うより胡椒の辛さだろうか。でも具のマグロはかなりおいしい。

西海岸にあるニゴンボを出発して島のほぼ中央にあるダンブッラをめざす。

道路脇には
  
パイナップル畑にココナッツ畑
  
ゴム園があるかと思うと水田が広がる。
このあたりでは米は年に3回取れるそうだし、そこらじゅうにバナナやらマンゴーやらパパイヤがなっている。決して飢え死にすることはなさそうなところだ。

 大きな人造湖のほとりでお茶休憩をしたらやがてダンブッラ。

大きな岩山が見えてきたところで「あそこにお寺があるんだよ」と教えられたが、近くに来てみると
  
ファンシー(??)な建物の屋上には巨大な黄金の仏様が座り、その脇には華やかな僧侶の列が続いている。
ここは仏教博物館だそうで
 隣には仏教放送局まである。
さすが仏教国スリランカだが、我々はタイガーバーム・ガーデンに来てしまったのか。

不安になりながら指示されたとおり博物館の脇の階段を上り始める。
ここでこんな階段は予想していなかったのでげげっと思うが
  
15分ほどの登りでたどり着いた石窟入り口からの景色は緑が広々と気持ちいい。

寺院なのでここで靴を脱いで門をくぐる。
  
この白い回廊からまずは第一の石窟へ。

  
この窟はそれほど大きくないが、部屋いっぱいに涅槃仏がいらっしゃり、壁から天井まで僧侶や仏様の壁画で覆われている。

その隣の第二窟に入るとここは圧巻。
  
幅52メートル、奥行き25メートルと言う大きな部屋の壁際には仏像がずらりと並び、壁から天井まで隙間なく壁画がびっしり。それを床からの照明で照らしているのでなんとも荘厳な雰囲気なのだ。
   
仏像の多くはかなり新しいものだと思うがなかなかの美男もおわし
 
カーテンをかけられた仏像は古いものだろうか、脇侍にも味がある。
 さらに部屋の中央には金網で覆われた壷があり、天井から滴る水を集めたこれは聖水なのだそうだ。

暗くてほとんど写真が撮れなかったが天井の絵は様式も題材も様々。17,8世紀のものらしいが、壁画フェチには大ご馳走。

興奮しつつさらに隣の第三窟へ。
  
ここも第二窟と同じほどの広さがあり、同じように仏像と壁画でぎっしり。
  
王らしき人はここの寄進者だろうか。
 
この部屋には涅槃仏やストゥーパもある。

他にもっと時代の下がった小さな部屋が二つあり、この石窟寺院の厳かな雰囲気には大満足。
入り口のあの建物が惜しまれるが、あれが現代スリランカ人の好みなのだろうか。

寺院の見学を終わるとお昼もだいぶ回った。
食事を、とはじめはツアー客の定番レストランに連れて行かれたが、わさわさと落ち着かず、値段もぼったくり値段なので「もっとローカルなところに行きたい」と得意のわがままを言う。

それでは次へ向かう途中、適当なところがあったら入ろう、と見つけたのがこちら。
  
名前はなぜか「サクラ」だが別に日本食屋じゃない。
 風通しのいい店内はこぎれいで、ネクタイ姿の地元ビジネスマンなども入っている。

ガラスケースにお惣菜がいろいろあったのでそれを注文。
 まずは運ばれてきた洗面器いっぱいのご飯に仰天。
我々はドライバー氏も入れて5人だけれど、他のテーブルを見ると2人でこの量のご飯を食べている。なるほどみなさん、立派なお腹になるわけだ。
ちなみにご飯は赤米。ちょっとポロポロするが香ばしくてカレーによく合う。
 
おかずは鶏と魚の唐揚げにダル、いんげんのカレー、ポテトカレー。緑の一皿は葉物をきざんでココナッツであえたマッルムという料理。これがさっぱりとおいしくて大いに気に入る。
カレーもドライバー氏は辛過ぎないかと心配してくれたが、スパイシーながらおいしく食べられる範囲。やっぱり地元の人はおいしいもの食べてるじゃない。

この店、なんと我々の訪れた前日にオープンしたばかりだったそうで、オーナー氏は珍客の来訪に大喜び。我々の写真まで撮ってくれたのでこちらもお返し。
 中央赤シャツがオーナー氏。

ダンブッラでおすすめのレストラン。 


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スリランカ再訪 1 コロンボへ

2011-05-13 17:01:27 | 南アジア
2011年4月28日から5月7日まで スリランカ再訪の旅

4月28日

午後一のマレーシア航空で成田からまずはクアラルンプールへ。

GWとあって飛行機はいっぱいだが、KLから乗り継いで国へ帰るインド人らしきお客さんが多い。

最近のマレーシア航空は本当に機材もサービスも良くなって、エコノミーとは言え足元が結構広いのがうれしい。

 一食目の機内食はお魚のトマト煮を選択。
これが意外に食べられるお味。

KLまでは長いので、さあ、映画を見ましょう、と選んだのは 「ザ・ファイター」

音質の悪い機内上映で日本語字幕なしはかなりきついが、ミッキー・ウォードというアメリカのプア・ホワイト出身のボクサーが挫折から立ち直って世界ランカーになる実話の映画化。

ボクシングというよりは過去の栄光を持ちながらもお調子者で薬中の兄ちゃん、強烈に支配的な母ちゃん、ぶさいくな姉妹たちと言った家族との関係が中心テーマだが、このしょーもない家族を主人公が見捨てないところがいいし、最後のボクシング試合にはすかっとしたカタルシスがあって、見終わった後はすがすがしい。

主役を演じるマーク・ウォルバーグは猿顔だけれどなんとなくお気に入り。現役ボクサー役にはいささか年をとりすぎているんじゃないかと心配だったが、よほどトレーニングを積んだと見えて体つきはボクサーらしい。控えめな演技で兄ちゃん役のクリスチャン・ベールをむしろ引き立てている感じだが、この映画のプロデューサーはウォルバーグ。この人、見かけによらず(失礼!)かなり知的な人みたいだ。

「ザ・ファイター」を見終わってもう一本、と見始めたら途中で急にシステムがいかれて映画が見られなくなってしまった。

ひまなので機内販売の冊子をめくっていたらいけてるものを発見。
 ←クリックすると大きくなります。
これがなんと、電子コーラン辞典。
これがあれば26ヶ国語でコーランが読め、世界5000都市でのお祈りの時間と方向がわかるという優れもの。
さすがはイスラム国家、マレーシアの航空会社だ。

 あまり具のないおにぎりを食べたらKL到着。

トランジット3時間でコロンボまではさらに4時間半。
 こちらのチキンもおいしかったけど、またポテトサラダにマッシュドポテトだ。

遅延もなくコロンボ空港に着いたらするすると通関をして無事これからお世話になるドライバーさんと合流。
今回はちゃんと話せる「英語ドライバー」。感じも良くてほっと一安心。

空港を出て真っ暗な道を走ること10分ほど、すぐに今夜の宿、ニゴンボのタマリンド・ツリー・ホテルに到着。
  
コテッジ・タイプのお部屋の中はごくベーシックだけれど、今夜一晩眠るだけなので問題なし。
なにしろベッドに入ったのが現地時間の朝3時近く、日本時間は6時半だもの。

長い一日であった。


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スリランカから戻りました

2011-05-09 01:13:42 | 南アジア
スリランカから無事戻りました。

5年半ぶりに訪れたスリランカは2004年の大津波による被害の痕跡もほぼ消え、内戦もようやく終わって観光客が戻り始め、将来への明るい見通しに国全体がほっとしているように見えた。

実際、どこの観光地にもヨーロッパ人が大勢来ており、GW中とあって日本人観光客も予想以上に多く見られた。今回総勢4名の我々もそうだったが、ほとんどはドライバーとガイドをつけた個人手配。経済的にそれが可能で、しかも非常に気分よく、スムーズに旅ができるスリランカはこれからの旅行先として大いに有望ではないだろうか。なにしろ世界遺産はある、ジャングルサファリはできる、ビーチはある、アーユルベーダはできる、と観光資源は豊富なのだから。

そんな明るいムードに最近影を落としているのが国連による報告書。
内戦の末期に政府軍、タミル・タイガーの双方に戦争犯罪があり、再調査の必要があると勧告しているのだが、それがせっかく落ち着いてきたシンハラ人、タミル人の対立を再びあおるとスリランカ国内では大反発しているのだ。

そんなわけでこれはキャンディ市内で見かけたポスター。
 
虎の顔がなんと潘基文国連事務総長になっている。

とは言え今回の旅行中に不穏なことは何一つなく、とにかくのんびりとこの国の良さを味わうことができた。
帰ってきたばかりだけれど、スリランカはリピート必至、と断言しよう。


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バングラデシュ編 おまけ

2010-01-23 00:56:06 | 南アジア
バングラデシュで見かけたおもしろいものいろいろ。

子供
 はじめ、可愛い赤ちゃんなのに額にあざがあってかわいそう、と思った。
ところが気が付くとあっちにもこっちにも額に黒いもののある赤ちゃんが。お兄ちゃんの額にも黒いものがある。
   
聞けばかわいい赤ちゃんが悪い霊に気に入られないよう、煤をつけているとのこと。4,5歳までの子供の額の、必ず左側につけるんだそうだ。

蚊取り線香

バングラデシュの蚊取り線香はちょっとすごい。
 
丸だけじゃなく、四角形やら八角形まである。その上忍者まで飛んでいてはとても効きそうじゃないか。ほんとのところは知らないけど。

日本がらみといえばこんなものもあった。
  
日本人経営の会社が日本の技術を使って生産していると言うミネラルウォーター、「侍」。
これを聞いたツアーのオヤジの一人、「うん、やっぱりこの水はうまいな」だって。
身びいきもいい加減にしてくれ。

謎のバス

 さて、このバスはどこ製?

映画ポスター

インド同様、バングラデシュでも映画、特にアクション映画は人気とみえる。あちらこちらで映画館やポスターを見かけたが
 
主役がどう見ても太目の中年オヤジ。女性もかなりふくよか、露出度はインドをだいぶ下回る様子。
 あまりそそられない。

謎のポスター

 文房具屋らしき店先にぶら下がっていたのは腎臓のポスター。それを興味深げに眺める客。なぜ?

トイレ

大好きなトイレの男女標識。バングラデシュのもいけている。
  女性が小走りなところがいい。

牛の落し物

多くの国で家畜の糞は大切な燃料である。生まれたての柔らかいのを丸い円盤状に成型し、家の壁に貼り付けて乾燥させている風景はインドやチベットでよく見かけたが、
 バングラデシュではなぜか木の幹にペタペタ。

さらに面白いのがこちら
 棒の周りに、まるでバームクーヘンのように塗りつけてある。
この棒状の肥料を市場に運ぶリキシャもずいぶん見た。
初めて見る形だが、確かにかまどなどにくべるのに便利そう。

しかし我ながら、ろくなものを見ていない。


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バングラデシュのおやつ

2010-01-21 01:57:51 | 南アジア
インド同様、バングラデシュの街中ではいろいろなスナックの屋台が出ていた。

最初に見かけたのはこんなおやつ。
 
空洞の殻の中に豆のペーストのようなものを詰め、スパイスをふって野菜をのせてある。人気があるらしく、この屋台の周りには学生たちが群がっていた。激しく興味をそそられたが、旅行初日だったためなんとか自粛。なにしろツアーだったからね。

他に見かけたのはゆで卵にスパイスを振ったものとか、
 
なにやら怪しげな炒め物?右のは皿の中に米粉となんだかよくわからない具を詰めたもの。
ここまで来るとさすがにチャレンジするのに勇気がいる。

そこで今回食べてきたのは甘いもの。

まずはボグラ名物のドヒ。
 素焼きの器に入ったヨーグルトなのだが、これが甘い。酸味もあるけど、とにかく甘い。

タンガイルの名物はチョムチョム。
 
シロップ漬けのミルク団子にきなこのようなものがまぶしてあるのだが、これがまた一段と、無茶苦茶甘い。

このお菓子、町の名物とガイドブックにあったのでガイドに頼んでわざわざ有名店の前でバスを停めてもらった。だもんでまさかこれを残すわけにはいかない。死ぬ思いで甘いのを食べた。

  
有名店とはいえ店の造りは実にそっけなく、店先のガラスケースにはドヒともう一種類のお菓子が入っているだけ。

このもう一種類のお菓子はガイドが買ってみんなにふるまってくれた。
 これもミルクベースの、チーズケーキのような味のもの。こちらの方が甘さ控えめで食べやすかった。

このチーズケーキのようなお菓子はバングラデシュで人気があるらしく、このバリエーションがいろいろあるらしい。
 これは空港内にある高級スイーツ屋で買ったお菓子の詰め合わせ。これでUS$11と本当に高級なのだが、さすがにここのは甘すぎずにおいしい。特にオレンジのマーブル模様、ニンジンの入ったお菓子は珍しくて面白い。

甘~い物がお好きなら、バングラデシュのお菓子をお試しあれ。


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バングラデシュ料理

2010-01-20 02:02:22 | 南アジア
今回のバングラデシュの旅でバングラデシュ料理について語るのはフェアではないと思う。

それと言うのも旅行記のはじめの方で散々文句を言ったとおり、最初の何日かは中華ばかりだったし、その後に出された料理も明らかに外国人向けに辛さを調整した料理ばかりだったからだ。

自分も辛い料理はそれほど得意なわけではない。しかし今まで行った辛い物好きの国での経験から言って、本来の辛さを減らしてしまうと、全体の味のバランスが崩れておいしくなくなることが多いのだ。

と言うわけで今回はあくまでも外国人ツアーの料理報告。
典型的な食事はこんな感じ。

 ご飯は長粒米がてんこ盛りで出され
  
中華っぽい野菜炒めが一品。右のようなサラダは多くは出ない。
 インドでおなじみのダル。かなりスープっぽい。
 チキンカレーの鶏はおいしいが、大抵やせていて食べるところは多くない。
 そしてこれはインドではあまりお目にかかれないビーフカレー。肉はよく煮込まれていて柔らかく、スパイス使いがちょっと違うような気がする。これの本格的なやつを食べてみたかった。

別の日の皿もこんな感じ。
 見事に同じメニュー。

 珍しく出た魚のフライ。川魚は大抵揚げるようだが、その方が臭みがなくておいしいのだろう。
 大きな揚げナスはトロトロと甘い。
 揚げ卵のカレーはインドでも出たことがあるが、日本のカレー屋では出ないかも。

中華以外は大体上のような食事を昼、夜と食べ続けた。

そして最終日、コロバニイードのお祭りの日はご馳走と言うことで
 やっとチキン・ビリヤ二にありつく。
インドで食べたものに比べてずいぶんスパイスも辛さも控えめなのは、ホテルの食事だったからなのか、バングラデシュはそうなのか。

それを検証すべく、先日家でバングラデシュで買ってきたお料理ヘルパーを使ってビリヤ二を作ってみた。米ももちろんバングラ米。
箱の中にはパウダーの他にシナモンやカルダモンがそのまま入っていて本格的、辛さは生の唐辛子で調節するようになっている。
 結果、途中で作り方を間違えて米が柔らかくなりすぎた以外は結構おいしくできた。スパイスは香りつつ、それほどきつくない。

もう一品、ハリームというのも作ってみた。
 こちらは雑穀のおかゆのようなもの。生唐辛子を入れなかったので辛くはないが、やはり香辛料が程よく効いて、レモンを絞るとかなりおいしい。

モルモットに呼んだ友人たちにも好評で、バングラデシュ製のお料理ヘルパーは使えることが判明。

こうなるとなおさらローカル・レストランで食事ができなかったことが悔やまれる。
現地人向けの味付けを確認してみたい。
これはやはりリベンジしないと。


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バングラデシュのリキシャ・アート

2010-01-10 01:52:17 | 南アジア
以前、写真でイスラームでバングラデシュのリキシャ・アートが紹介されていて、その朴訥でありながら風刺の効いた絵柄が面白く、今回の旅でもこれを見るのを楽しみにしていた。

実際バングラデシュを訪れて走り回る大量のリキシャを眺めてみると、オーナーの趣味しだいなのか、まったく装飾のないものから満艦飾のものまで、実にさまざま。
  
旅行最終日に乗せてもらったこのリキシャは中でも壮観。表にも裏にもやたらピンクな顔の映画スターが描かれている。

 こちらもおそらく女優さん。なんとなく懐かしのソフィア・ローレンっぽい。

   
ショナルガオンのこの親子はなんなんだろう。

 
映画スター以外でよく見かけた絵柄は家のある風景。懐かしいふるさと、理想の家、といったところだろうか。

このペンキ絵はリキシャ以外にも当然施されていて、特にトラックで目立つ。
 
パキスタンのド派手なデコトラに比べるガーリーでかわいらしい正面の姿。
  
サイドもなにやらメルヘンで
 
後ろはやっぱり家の絵が多い。
 
モダンな建物や赤いお城も、こんなところに住みたいと言う願望だろうか。
 なぜか列車や飛行機を描いたものも時々見かけたが、この昭和30年代の特急列車のような絵はよく見るととても変。遠近法が間違ってる・・・。

バングラデシュの大渋滞もリキシャやトラックの絵を見ていれば退屈しない。
しかし走る車の中から走る被写体を撮るのは難しい。


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