文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

小飼 弾氏と角田和司氏の「タダ働き」論争の行方は?

2008-12-14 13:34:50 | オピニオン
 ネットを探していて面白い論争を見つけた。

 まずは、角田和司氏のブログ「web2.0 (^O^)v」「糞学生はザマー。こんな人材はいらない。」と言う記事。日本総合地所で、53人が採用内定を取り消された件に関してである。内定を取り消された学生が、別の業界で就職活動をしていることに関し、その業界が好きなら、なぜ「タダで働きます!」と言わないのかと責め、その学生を「糞人材」とまで言っている。

 そもそもは、会社が、内定を出しておいて、それを取り消したという信義に反する行為を一方的に行ったことが原因である。こんな信用できない会社で何を学べと言うのか。言っていることは支離滅裂であり、そんなにタダ働きが好きなら、お前がずっとタダ働きすればいいだろうと言いたい。角田氏は「学生のために企業があるのではない。」と言っているが、「企業のために学生があるのではない。」のである。

 これに対して猛然と噛みついたのが、アルファブロガーを自任する小飼 弾氏である。彼のブログ「404 Blog Not Found」「タダで働きます!」? 30年または$300万早いわ雑魚」と言う記事で、徹底的にこき下ろしている。「ただ働きってのは最高の贅沢」だから「ただ働きを、安売りするんじゃねえ。」と一喝しているのだ。小飼氏、何に噛みつくか分からないところがあり,時々、変なものに噛みついていて面白いのだが。

 記事の内容が、いささか下品なのはさておき、どうも、二人の言う「タダ働き」の定義がずれているようなのが気になる。角田氏のいう「タダ働き」とは、仕事を覚えるための修行という意味合いが強く、小飼氏のいう「タダ働き」とは、自発的に行うボランティアの意味合いが強いのではないか。

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