とことん調べる人だけが夢を実現できる (Sanctuary books) | |
クリエーター情報なし | |
サンクチュアリ出版 |
・方喰正彰
とことん調べることの重要性を説いた本書。実は私も分からない言葉に出会ったときは、ネットなどを使って意味を調べるようにしている。これが昔だと、その手の本を買うか、図書館に行って調べるかということで本当に選択肢が狭かった。おまけに田舎に住んでいると、調べるという事自体が大変だったのだ。
しかし、今は簡単にある程度はネットで調べられるし、その関係の本も必要ならちょっとポチるだけで買えてしまう。大学に入るまでは、「ど」を付けて呼んでも決しておかしくはない田舎に住んでいた私としては、本当にいい時代になったものだと思う。
それはさて置き、本書が教えるのは、調べるのは夢を実現させるためだということだ。単に興味があるというだけでネットサーフィンをするのもいいが、それだけではなんとももったいない。世の中には多くの情報が溢れている。それをうまく活用すれば夢に一歩近づけるのである。
「夢の実現」というとたいそうなことに聞こえるが、別に大きなことでなくても構わない。例えば「カツ丼」を美味しく作りたいといったようなことでも立派な「夢」なのである。
大切なのは、できない理由を探すよりは、どうしたらそれができるのかという情報を探すことだという。その主張には賛成だ。そのようなことの積み重ねにより多くの可能性が目の前に広がってくるのだろう。
もちろん情報はネット上だけのものではない。「本。雑誌、新聞、テレビ」といったマスメディアや「人」からの情報も含まれる。偏った情報を掴まないためにも、レンジはできるだけ広くしておいた方が良い。
本書では、これらの情報源についての使い方や注意点などを詳しく解説しており、何かを始めたい方にとっては有用だと思う。「とことん」調べることの重要さは、書評活動以外に私が行っている資格取得にも繋がることだ。皆さんも、「とことん」調べることを習慣にされてはどうだろうか。
なお、本書は著者の方喰さまからのいただきものです。ありがとうございました。
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