釣りチチ渚 コミック 1-5巻セット (サンデーGXコミックス) | |
クリエーター情報なし | |
小学館 |
・佐藤まさき
また、ヘンなマンガを見つけてしまった。まずタイトルだが「釣りキチ」ではない。「釣りチチ」である。これで次に「三子」とでも続けば、面白いと思うのだが、さすがにそこまでは・・・。
もちろん、あの伝説の釣りマンガとは何の関係もない。こちらは、少年ではなく、釣り大好きの巨乳JKがヒロインを務める釣りマンガである。
舞台は神奈川の江の島高校。父の仕事で転校してきた魚芽芯太は、流れで深海渚という巨乳JKが部長を務める釣り部に入部することになってしまう。
この渚、JKなのになぜか短ラン(学生服で胸の下くらいの丈のもの)をご愛用。魚を釣り上げると、巨乳のため、乳圧でボタンがはじけ飛ぶ。これ、きっとそのシーンを描きたいための小道具だろう。
彼女のトレードマークは、いつも担いでいる釣竿と、あのマンガの主人公も愛用している麦わら帽子。もちろん、2次元JK御用達の、パンツが簡単に見える丈の短いスカートはお約束。
そのうえ、釣竿を持たせたら、色々な意味で天下無敵。族も避けて通るらしい(んっ??)
釣り部には、クールビューティの渚、その妹で、キャラもかわいい妹系のしらす(さかなくんリスペクトで、頭に似たような帽子を被っている)、対人恐怖症だが、実はめっちゃ美人の夕凪小波と、きれいどころが揃っている。ということは、一種の学園ハーレムものといったところなのだろうか。
この巻の最後の話では、通天閣茜なんていう、いかにも大阪人といったライバルまで登場して、この後どのように展開していくのか。これは気になる。
☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。