![]() | 東京のちいさな美術館めぐり |
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ジービー |
・浦島茂世
本書を読んで最初に思ったのは、東京には、こんなに美術館があるのかということ。さすがは日本の首都である。地方にはさすがに、県立の美術館のようなものはあっても、それほどたくさんの小さな美術館のようなものは存在しないと思う。ページをめくってみると、なかなか個性的な美術館が並んでいる。肝心の入館料の方はリーズナブルで、無料のところも割とあるようだ。
ただこれだけ美術館があっても実際に行ったところは少ない。その理由は単純明快。存在しているのを知らなかっただけだ。行ったことがあるのは太田記念美術館(p46)くらいか。これとて、歩いていてたまたま見つけただけだ。他には、相田みつを美術館(p35)を外から見たくらい。こちらは近くに用事があったときに、そこにあることに気が付いたが、時間がなくて中まで入るのは至らなかったのは、今思っても悔やまれる。
私が会社員時代には、出張で数えきれないくらい東京に行った。美術館へ行くのも好きなので、もしそのころこういった本があれば計画的にいろいろなところに行っていたのにと思う。今となっては、ほとんど東京に行くような機会はないだろうと思うと、とても残念だ。
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