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文章は型が9割 |
高橋フミアキ | |
フォレスト出版 |
文章は型があり、それさえ覚えれば、文才や語彙力がなくとも、文章の達人になれるというのが本書の主張だ。
本書に収められているのは44の型。それぞれの型は、まず基本構造を示して、それに続いて例文や解説が示されている。
この型を身に着ければ誰でも文章の達人になれそうな気がする。型に沿って書けば、分かりやすい文章が早く書けるだろう。
しかし幾つか気になるところはある。文章の基本構造を示している箇所に、例文らしきものが書かれているものが混在しているのである。これはもっと抽象化して文章の基本構造を書くべきだろうと思う。
また、28,29には帰納法について書かれている。29は確かに帰納法なのだが、28はテーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼの順で書いていくようになっている。これは、説明にもある通り弁証法であり、帰納法とは異なるものだ。
このようにいくつか気になる点はあるものの、普段あまり文章を書いたことのない人には大いに参考になるものと思う。
☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。