文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

我が家のリリアナさんと夏休み!

2019-08-02 09:15:48 | 書評:小説(その他)
我が家のリリアナさんと夏休み! (美少女文庫)
山口陽、(原作、イラスト)葵渚
フランス書院

 本書は、一口で言えば官能小説、つまりはエロ小説だ。だからストーリーはどうでもいいのか、いろいろ予備知識がないとこれまでのいきさつが分からない。

 まず、このリリアナさんというのは結構聞いたことがあるので、たぶんネットで調べれば分かるだろうと思ったが、これが大間違い。結局よく分からなかった。いったいこのリリアナさんって何者? 褐色肌でものすごくスタイルのいい美人。耳を見るとダークエルフということでもないらしい。なにより魔法が使えない?

 限られた情報から推理したことを述べてみると、元々はイラストを描いている葵渚さんのコミックスのノベライズ化されたもの? 世の中には褐色美少女萌えというジャンルがあるらしいこと。

 また内容から、どうもリリアナさんには姉がいるということ、二人の出会いは、路頭に迷っていたリリアナさんを主人公の達也君が助けたことのようだ。

 内容は、リリアナさんと達也君(高校生くらいか?)がひたすらいちゃいちゃするというもの。何しろ二人はラブラブなのだ。おまけに達也君は若い。若き血潮が一点に集まりやすいうえに時期は夏休み。二人はいっしょに暮らしているんだから、いきおいそうゆうことになってしまう。そんな場面のオンパレードだ。

 でも作品として楽しみたいのなら、このようなシチュエーションになったいきさつを簡単に纏めて最初にでも書いて欲しかった。

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする