今日は、秋田大学通信教育で「土木環境工学概論」の報告課題を提出した。さてどのような評価で帰ってくるか。
エコエコアザラク(1) (少年チャンピオン・コミックス) | |
古賀新一 | |
秋田書店 |
エコエコアザラク(2) (少年チャンピオン・コミックス) | |
古賀新一 | |
秋田書店 |
エコエコアザラク(3) (少年チャンピオン・コミックス) | |
古賀新一 | |
秋田書店 |
(1)~(3)のレビューです。(全19巻、続編のⅡは全6巻)
恐怖漫画で一世を風靡した古賀新一。昔は少女フレンドが楳図かずおならマーガレットは古賀新一。どちらもへび女ものを書いていた記憶がある。その当時の小遣いでは少年漫画で手一杯。少女漫画にまで手を伸ばすことはできない。
それではなぜ知っているのか。実は歯医者に少女フレンドもマーガレットも置いてあったのだ。(なぜか少年漫画誌は置いてなかった。)昔だったからか田舎だったからかは知らないが、特に予約制度のようなものはなく、歯医者に行くとなると、ほぼ1日がかりになったものだ。だから置いてある漫画は少女雑誌でも暇つぶしに読んでいたのだ。
そのうちお二人とも少年誌に進出し、このエコエコアザラクは週刊少年チャンピオンに連載されたものだ。古賀さんの代表作である。黒魔術を使う黒井ミサという美少女を描いたものだ。彼女は、特に自分に敵対する者には、容赦がない。事件が終わると、最後はエコエコアザラクの声と共に去っていく。
この黒井ミサ、最初に登場した時には見るからに魔女という不気味な感じだったが、だんだんと普段は明るくて活発な普通の少女らしくなっていく。もちろん黒魔術を使う時は、魔女らしくなるのだが。
ただ、昔の作品だからか、どうも記憶の違いがある。黒井ミサって、JKだとばかり思っていたんだが、実は、JCだった。それにもっと大物だと思っていたのだが、黒魔術の会員の中ではどうも下っ端。2巻の「黒魔術の儀式」では、リーダーに、子供をいけにえにするため術をかけることを命じられたときに、嫌がったら、鞭でビシバシやられていた。
古賀さんは、調べてみると昨年亡くなられている。この作品の続きが読めないのは残念だ。
☆☆☆☆☆
※初出は「風竜胆の書評」です。