文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
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私、能力は平均値でって言ったよね!(1)、(2)

2019-09-16 09:53:49 | 書評:その他
私、能力は平均値でって言ったよね!【コミック版】 1 (アース・スターコミックス)
ねこみんと
アース・スター エンターテイメント
私、能力は平均値でって言ったよね!【コミック版】 2 (アース・スターコミックス)
ねこみんと
アース・スター エンターテイメント

 なろう系異世界ものといえば、主人公が異世界へ転生もしくは転移して無双するというものが定番である。その中で特に気に入っているのがこれ。

 主人公のマイルは、元栗原海里(みさと)という日本の女の子。高校の卒業式の日に小さな少女を助けようとして、トラックに弾かれて死んでしまう。ところが彼女が助けた子が将来人類のために偉大な貢献をするということで、神様からお礼として異世界に転生させてもらった。

 前世では皆から優秀だと思われて、それが彼女の孤独感につながっていた。だから今度生まれ変わる時は、能力は平均値でとお願いしたのだが、これが大間違い。なんと人間の平均ではなく、最も強い古竜と最小の者の平均で、それは人間の平均値の6800倍にあたるらしい。こうして、マイルの無双が始まる。

 実はマイルは元々アデルという名で、子爵家の正当後継者として生まれた。しかし、父と後妻にうとまれ、厄介払いの形で下級貴族の3男以降が通うエクランド学園に入れられてしまう。仕送りは一切なしで休みの日事にパン屋でアルバイト。絵にかいたような貧しい生活だ。

 そこで、彼女は初めての友達ができる。そこはドジっ子マイルのこと。やっぱりやらかしてしまって、アデルからマイルと名を変え、逃げるように他の国に逃げることになる。ハンターとして生きていこうと、ハンター養成所に入ったが、そこで後にパーティを組むことになる、メーヴィス、レーナ、ポーリンの3人と出会った。

 元は、webに連載中の小説で、このユーモラスな語り口がお気に入りなのだ。コミックス版はそれほどこれがあまり出ていないようだが、その代わり、登場人物が生き生き動いている。おまけに美少女ばかり。これはこれでありかも(笑)。

☆☆☆☆☆

※初出は「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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