文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
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男塾外伝 大豪院邪鬼(1)

2022-11-19 13:02:52 | 書評:その他

 

 この作品は、宮下あきらさんの人気作「男塾」のスピンオフ作品であり、男塾の帝王と呼ばれる 大豪院邪鬼を描いたものである。この1巻では、邪鬼と男塾死天王や3人衆との出会いを描いた10年前の話から始まる。当時彼らは3号生、今でも3号生。この〇号生というのは、〇年生と同じ意味だと思う。つまり、関東では〇年生、関西では〇回生、男塾では〇号生というわけだ。もしかすると10年間留年しているのか?

 男塾にやってきて早々、男塾の猛者たちを倒していく邪鬼だが、ここで、お約束通り、男塾の敵対勢力が登場する。大和轟傑連という連中で、その総帥の剣崎将豪は男塾とは因縁があるようだ。そして、変な寺が絡んでくるというのも本編と同じ。

 そして始まる大和轟傑連と男塾死天王との闘い。男塾からの出るのは、卍丸。そう、あのモヒカンで変なマスクをしている人だ。相手は剣崎の部下の烈風。果たして勝負の行方は? ちなみに、男塾では敵との闘いに変な名前をつけている。このときは逆鱗畢殺(げきりんひっさつ)という名前である。

 しかし、この物語で最強なのは、やはり塾長の江田島平八なのではないだろうか。普段は「わしが男塾塾長江田島平八である」くらいしかセリフがないのに、この巻では、結構喋っている。あの民名書房の蘊蓄もでてきて、なぜか笑えるのが不思議だ。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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