文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます(2)

2023-03-29 17:57:26 | 書評:その他

 

 最近までテレビの深夜アニメ枠で放映されていた本作。なろう発の異世界もので、原作は「私、能力は平均値でって言ったよね!」のFUNAさん。ちなみに、「能力は平均値」の方は略して「のうきん」、こちらは「ろうきん」と呼ぶそうだ(笑)。ヒロインは山野光波という18歳の少女。

 両親と大好きな兄を交通事故で失った光波だが、不良に絡まれて崖から転落する際に、精神エネルギー生命体のかけらをひきちぎって合体したことにより、転移能力を手に入れる。その転移能力というのは、この世界と異世界間を転移できるうえ、同一世界内でも、転移できるという優れもの。ただし、強くイメージできるところという制約はあるようだ。また、異世界の言語能力や自己再生能力も得る。

 タイトルの8万枚の金貨とは、日本円で20億円相当。ある日突然転移能力がどちらの世界で亡くなったにしても、どちらの世界にも4万枚(10億円相当)ずつの金貨を貯めておけば大丈夫だろうという計算あからだ。

 異世界でボーゼス伯爵一家と知己を得て、その庇護のもとで、雑貨屋ミツハを始める。そこの主力商品は、日本の百均で仕入れた商品(百均おそるべし!)。この巻では、ミツハは、新興のライナー子爵家令嬢のデビュタント。ボールをプロデュースするのだが、これが大成功。

 ここからミツハの大活躍が始まる。それは彼女の転移能力だけではなく、現代人としての知識も役立っている。特に大好きな兄がサバゲ―マニアだったことから、武器に関する知識がかなり役に立っている。

 しかし、ヒロインをはじめ、出てくる女の子はみんな可愛いのだが、その他の人には結構悪人顔が多い。でもそれがものすごくいい人だったりするので、顔で判断してはいけないということか?(笑)

☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

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