深夜アニメでも放映されているこの作品は、一口で言えばヘタレな美術部員八王子直人(センパイ)とドSキャラ・ヤンキー系美少女の長瀞早瀬(長瀞さん)とのラブコメである。
この長瀞さん、センパイをからかうのが大好き。でもセンパイ以外の男には塩対応。好きな子のことをかえっていじめるというあれだ。(でも、あれ女子じゃなくて男子がやるものじゃないかな?)本音は、長瀞さんはセンパイのことが大好きなのだが、なかなか素直になれない。おかげで、センパイはいつも長瀞さんに振り回されて大変。でもセンパイはそれもまんざらではないようだ。
5巻では、センパイに性欲があるとか、センパイの弁当作りの話などを経て、最期は、長瀞さんがセンパイの絵のモデルになることに。(マンガ風のちょいエロ衣装を着て)
ここで怖い美術部長登場。センパイ君の絵を見て、
「ここは漫研か?」(p134)
と怒りだし、美術部が廃部の危機に。果たしてセンパイ君はこのピンチを切り抜けられるのか?
長瀞さんのウザさは宇崎ちゃんに通じるものがある。いや、ウザさだけだったら、こちらの方が上かもしれない。ただし、宇崎ちゃんのような巨乳ではないところが違いといえば違いか。基本狂暴系ヒロインなのだが、読んでいるうちにかわいく思えてくるのは不思議だ。
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