文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
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パチプロ探偵ナナ 超合本版 2

2023-03-27 14:27:50 | 書評:その他

 

 パチプロ探偵ナナ 超合本版の2巻目。もちろんヒロインは、パチンコ探偵社セブンの所長・七瀬ナナである。彼女の目的は、愛する人を奪った「完全ハマり台」を見つけることだ。。ハマり台というから玉が出過ぎてパチンコに嵌ってしまうような台かと思ったら、パチンコの世界では、当たりが全然出ず、次は出るかと大金をつぎ込んでしまう、悪い方に嵌ることを言うらしい。1巻目に比べると、この2巻目は、著者の出番が多い。ところで、著者ってドンキホーテという呼び名があるのか。あまりパチンコ事情には詳しくないので知らなかった。しかし、作者がこの作品のような生活をしているのなら、とにかくタフだとしか言いようがない。

 パチンコをやる人には常識なんだろうが、全然やらない者にとっては、出てくる言葉自体を初めて聞くので、知識欲が適度に刺激され、中々面白い。まあ、一生知らなくても、何の問題もないのだが。出てくるのは、1巻と同じく、パチンコに関係した人間ドラマの悲喜こもごも。このような人たちもいるんだといった観点から、1種のケーススタディとして読むとなかなか興味深い。

 ところで、この漫画にも名前が出ていたが、「釘師サブやん」。昔、少年マガジンに連載されていた覚えがあるが、よくパチンコマンガを少年誌に連載できたと思うのだが、昔はあまりうるさいことを言わなかったので、よかったんだろうな。たぶん、いまなら無理だろうと思う。今、釘師という存在はどんな位置づけになっているんだろう。この漫画を読む限りは、まだあるようだが、パチンコのデジタル化によって位置づけが大分変っているようだ。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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