これもなろう系異世界ものの一つだ。この世界では、12歳になると神殿で神様から才能をもらう。リヴェル少年がもらったのは、なんと「努力」。思わず「努力」って才能かと突っ込みたくなるが、「努力も1種の才能だ」という説もあるので、完全に否定することはできないだろう。実際この作品では、「努力」以外に何の才能ももらわなかったが、努力して魔法や剣術などを身に着けていく。ちなみに、「努力」というものはこれまで例がなく、ハズレ才能だとみなされるが、実際にはハズレじゃなかったというストーリーである。
幼馴染の少女アンナがもらったのは、最上位の才能である「竜騎士」。異世界ものによくあるような「勇者」とか「賢者」とかじゃないんだね。最上位の才能をもらった者は国の決まりにより英傑学園の中等部に入らないといけない。最上位の才能をもらうと、剣を握ったことのない少女が木の棒で百人の兵士を倒したり、本を読んだことが無い者でも数分で難解な魔導書を数分で読み解けるようになるらしい。
実はリヴェルとアンナはお互いに相手を意識している。アンナを守れるくらいに強くなって、自分も高等部から英傑学園に入ることを決心する。高等部は、中等部とは異なり、最上位の才能をもらってなくても、学園側が実力者と認めれば入れるのである。
この世界は才能とは別にスキルと言うものが存在する。才能が無くとも、ある取得条件を満たせばスキルを身に着けることができる。例えば、格闘系だったり、魔法系だったり。リヴェル少年は「努力」により色々なスキルを身に着けていく。そしてオークや盗賊を倒したり、竜の子供をテイムしたりと。果たしてリヴェル少年は努力で、どんなスキルを身に着けて、どのような活躍をするのだろう。
☆☆☆☆