「転スラ」の名であまりにも有名な本作品。異世界転生ものの名作の一つと言ってもいいだろう。
主人公は三上悟という37歳大手ゼネコン社員。ちなみに童貞らしい。彼は、通り魔から後輩をかばって命を落とすのだが、気が付くと、彼は1匹のスライムとして異世界に生まれ変わっていた。しかし、彼を待っていたのは、とても最弱の魔物のスライムとは思えないような波乱万丈の人生(魔物生?)。
そのスライムは、転生した洞窟で勇者に封印されていた暴風竜ヴェルドラと友達になり、リムルと名付けられる。そして、ヴェルドラを崇拝するゴブリンたち、ゴブリンの村を襲っていた牙狼族 を支配下におき、ドワーフの職人たちを仲間にした。そして、魔王レオンにより焼夷弾による空襲の火の海から召喚されてきた同郷のシズ(井沢静江:爆炎の支配者の支配者という二つ名持ち。レオンにより火の精霊イフリートを憑依させられ、大火傷の状態から命が助かるが、ややもすればイフリートに体を乗っ取られそうになる。)の最後の願いにより、彼女を捕食する。
リムルは捕食により、その生物に擬態することができるので、シズを捕食したことでシズの面影を持った人化ができるようになった。その姿は可憐で中性的だが、股間はつるんとしているらしい。生殖の必要も排泄の必要もないからのようだ。でもこの姿を手に入れたことにより、人気に拍車がかかったんだろうと思う。さすがにスライムのままでは、ここまで人気が出ることはなかっただろう。さて、元人間のスライムは、異世界でどんなことを仕出かすのだろう。
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