折にふれ思うのだが、人間の頭脳には二つのタイプがあるのではないだろうか。コンピュータに例えればOS優位型とメモリー優位型である。
OS優位型とは、暗記は得意ではないが、限られた一般的な原理原則を個別の事例にあてはめて個々の解答を導いていくタイプである。このタイプは、たとえば数学の公式など全部は覚えない。基本的なことだけ覚えて、後は自分で導き出す。言うなれば演繹型である。
メモリー優位型とは、記憶された膨大なデータベースから、類似の事項を検索して、そこから答えを発掘していくタイプだ。博覧強記と言われる人はこの型だろう。これは言うなれば帰納型である。
もちろん、上の二つの型は両極端で、実際にはほとんどの人はその両極端を結ぶ線分のどこかにあるだろう。ここで言いたいのは、自分がどのあたりに位置するかということを認識しておくことが大切であるということだ。OS優位型の人間が、ひたすら情報を暗記をしようと思っても非効率である。覚えるのは最小限にして、後はそこから導けるようにしておくことだ。メモリー優位型は、理屈はさておき、まずは膨大なデータベースを構築することが先決だろう。データベースを脳内に構築するうちに理屈は後からついてくる。
どちらの方が、優れているというわけではないが、自分のタイプを認識して、優位な所を伸ばすことを考える。それが戦略というものである。
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OS優位型とは、暗記は得意ではないが、限られた一般的な原理原則を個別の事例にあてはめて個々の解答を導いていくタイプである。このタイプは、たとえば数学の公式など全部は覚えない。基本的なことだけ覚えて、後は自分で導き出す。言うなれば演繹型である。
メモリー優位型とは、記憶された膨大なデータベースから、類似の事項を検索して、そこから答えを発掘していくタイプだ。博覧強記と言われる人はこの型だろう。これは言うなれば帰納型である。
もちろん、上の二つの型は両極端で、実際にはほとんどの人はその両極端を結ぶ線分のどこかにあるだろう。ここで言いたいのは、自分がどのあたりに位置するかということを認識しておくことが大切であるということだ。OS優位型の人間が、ひたすら情報を暗記をしようと思っても非効率である。覚えるのは最小限にして、後はそこから導けるようにしておくことだ。メモリー優位型は、理屈はさておき、まずは膨大なデータベースを構築することが先決だろう。データベースを脳内に構築するうちに理屈は後からついてくる。
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