文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

京都旅行6

2018-06-06 15:05:47 | 旅行:京都府
 平等院の次に行ったのが「宇治上神社」。世界遺産の構成要素になっているようだ。




この「宇治上神社」と対になっているのが、「宇治神社」ということだが、今回は、鳥居の前を通り過ぎただけ。




 宇治上神社の次に訪れたのが、近くにある「宇治市源氏物語ミュージアム」だ。宇治は、源氏物語宇治10帖の舞台であり、この博物館は、源氏物語に関する資料を保管・展示している。



 そしておまけとして、宇治市のマンホールの蓋。これで、2日目の旅行は終わりだ。元気があれば黄檗の方を回ろうかと思っていたが、昨日歩き過ぎたので、足が少し痛い。




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京都旅行5



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京都旅行5

2018-06-06 12:09:50 | 旅行:京都府
 宇治と言えば、なんといっても平等院だ。10円硬貨にも描かれていることで有名だが、平安時代後期に藤原頼道を開基とする寺である。その前は頼道の父である藤原道長の別荘だったが、頼道が寺院に改めたようだ。




 前に来たときには平等院の中に自由に入れたという記憶があるのだが、今は観光客が増えたためか時間制になっているようだ。(もちろん別料金)



 平等院を一通り見て回ると、次は宇治川の対岸にある観光施設を見学することにする。写真は宇治川の中州である塔の島に建っている「十三重の石塔」。この辺り一帯は、行ったときには整備工事が行われていた。



 そして宇治川の写真がこれである。ここで鵜飼い漁がおこなわれていることは今回初めて知った。




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京都旅行4






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京都旅行4

2018-06-05 12:24:34 | 旅行:京都府
 京都旅行の2日目は伏見大社に行った。昔行ったのは、大学に入った頃だと記憶しているので、大昔のことだ。だからまったく記憶にない。






 境内は、平日だったにも関わらず、人でごったがえしていた。修学旅行の生徒が多いのは相変わらずだが、外国人観光客が多かったように思う。

 伏見大社を見終わると、次は宇治に行った。写真はJR宇治駅。



 昼食は、宇治で食べた。入ったのは平等院への途上にあるKOKOROという店で、ランチを注文した。




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京都旅行3

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書評:僕の小さなエルフ義母

2018-06-05 09:47:07 | 書評:小説(SF/ファンタジー)
僕の小さなエルフ義母 (美少女文庫)
クリエーター情報なし
フランス書院

・わかつきひかる、(イラスト)うるし原智志

 主人公のマキシミリアンは、下級貴族の新米領主。父親が画家になると領主を辞めて旅に出たため、後を継ぐ形で領地経営をすることになる。

 彼は、難しいロイヤルバカロレア試験に合格して、王都で下級官吏をしていたが、忖度ができないため、上級官吏になれなかったという過去がある。法律より忖度の方が優先されるという、なんだかどこかの国みたいなところだ。

 かっての同僚は別にロイヤルバカロレア試験に合格していなくても、順調に出世している。結局は忖度と賄賂がものをいうのだ。じゃあなんで、そんな試験があるんだと思わなくもないんだが。

 ところで、ある日旅に出ている父が、妻にするために買っていたというエルフ美少女奴隷のエルフィを奴隷商人が連れてきた。その値段を聞いて、一度はキャンセルしようとしたのだが、結局は引き取ってしまう。(実はエルフィは治癒魔法が使えるので高額だったのだが)

 エルフなので、見かけは13歳だが、実年齢は百歳以上(本人は113歳くらいと言っている)。建前上は、父の嫁という立場なので、義母に当たるのだが、その可愛らしさに、マクシミリアンは次第に夢中になっていく。エルフィの方もマクシミリアンのことが好きなようで、そこは美少女文庫らしく、あんなことやこんなことを。もうこのあたりで、「リア充爆発しろ」なんて怨嗟の声が聞こえてきそうである。

 実は、父がエルフィを妻として買ったのは、ある理由があったからなのだが、結局はハッピーエンドに落ち着く。

 作者は、この手のジュブナイルポルノを手掛けているほか、普通のラノベも書いている女性作家だ。また、イラストを描いているうるし原氏は、有名アニメの原画をいくつも手掛けている実力者である。だからストーリーにも優しさがあるし、イラストの絵柄も綺麗だ。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。


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京都旅行3

2018-06-04 18:36:31 | 旅行:京都府
 嵯峨野めぐりで次に訪れたのが平家物語でも有名な祇王寺と滝口寺だ。二つの寺は隣接している。当日は休みだったが檀林寺という寺もすぐ近くにある。昔嵯峨野を訪れたときには檀林寺は、嵯峨野めぐりをしてすぐだったという記憶があるが、今回歩いてみると、昔の記憶と全然違う。本当に人間の記憶というのはいいかげんなものだ。祇王寺の名前の元となった祇王とは当時の有名な白拍子だ。平清盛に寵愛されていたが、ある時仏御前という若い白拍子が自分の芸を見て欲しいと言って来たのだが、門前払いされそうになる。しかし、祇王のとりなしで仏御前は清盛に自分の芸を見せることができた。ところが、これがきっかけで清盛は仏御前の方を寵愛するようになり、祇王は追い出されてしまう。祇王が妹の妓女、母親の刀自といっしょに入ったのがこの祇王寺である。後には、世の無常を知った仏御前も加わり、ともに仏の道に励んだという。

 また、滝口寺というのは、斎藤時頼(滝口入道)からその寺名が付いている。滝口入道は、建礼門院の侍女横笛との悲恋の結果、ここで仏道修行をしたという。

〇祇王寺



〇滝口寺



 もう一つついでに嵯峨野で見つけた、土佐四天王像。なぜここに土佐四天王像があるかは不明だ。立っているのが坂本龍馬というのは比較的わかりやすいが、後は右から中岡慎太郎、武市半平太、吉村寅太郎らしい。(すまん最後の人は初めて聞いた) これで、1日目の旅は終わり。本日は3万歩近く歩いたのでくたびれた。





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京都旅行2



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京都旅行2

2018-06-04 11:46:41 | 旅行:京都府
 嵯峨野めぐりでまず訪れたのが「常寂光寺」である。小倉山の中腹にある日蓮宗の寺だ。






 下の写真は有名な「落柿舎」。俳句で有名な松尾芭蕉の弟子である向井去来の営んだ草庵である。ただし中には入らず、外から眺めただけ。




 次に行ったのが、「二尊院」である。天台宗の寺院で、寺の名前は釈迦如来と阿弥陀如来の二尊が祀られていることによる。実は山口県の長門市にも、同じ名前の寺があり楊貴妃の墓と言われるものがある。そちらは真言宗の寺である。







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京都旅行1


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放送大学のゼミ出席

2018-06-03 23:05:32 | 放送大学関係
幸せとお金の経済学
クリエーター情報なし
フォレスト出版


 今日は、放送大学広島学習センターで行われる新垣ゼミに出席してきた。これは月に1回行われる経済学に関するゼミだ。内容は、経済学に関する本を読んでいくというもの。

 テキストは、前回行動経済学関係のもので2冊候補があがっていたのだが、今日決まったのは、それとは違う、R.H.フランク氏の書いた「幸せとお金の経済学」。どこかで聞いたタイトルだと思っていたが、以前出版社さまから頂いていたものだった。これで、テキストを新たに買わなくてもよい。

 ついでといってはなんだが、午後から公開特別講座として行われた「ジャポニスムと海を渡ったキモノの関係を見つける」もジャポニスムという言葉に興味を引かれたので聞いてみた。日本の着物は、幕末から明治の初めにかけて外国で大人気だったようだ。海外の博物館には、そのころ流行したキモノベースのいろいろなガウンが結構あるらしい。

 ところで、6月の第1週は「水道週間」ということらしい。ということで、昨日。「牛田浄水場」を見学してきた。写真もたくさん撮ったので、またこのブログで紹介していきたいと思う。
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書評:分断した世界 逆転するグローバリズムの行方

2018-06-03 08:36:40 | 書評:ビジネス
分断した世界 逆転するグローバリズムの行方
クリエーター情報なし
集英社

・高城剛

 本書によれば、現在は再び分断の時代を迎えたという。書かれているのは、持てる者と持たざる者の分断。そして、アメリカファーストやイギリスのEU離脱という国の分断。深刻化する移民問題。これと対応するように台頭する極右政党のことなど。

 本書は前後編に分けられ、今回は前編に当たるという。時間のレンジとしては1989年から2019年まで。後編は今後30年後の再び一つになる世界が描かれるようだ。

 しかし、ここにひとつ疑問がある。国の分断だが、世界から孤立して、果たしてやっていけるのだろうか。いま世界は好むと好まざるに関わらず、グローバル化が進んでいる。

 アメリカのトランプ大統領は日本からの自動車や部品に対して、25%の関税をかけると息巻いているが、グローバルな部品調達が当たり前となっている現代で果たしてそれがうまくいくのかは疑問である。おまけに目新しいものは、たいてい特許で守られているのではないだろうか。

 関税を大幅に上げれば、コストプッシュによるインフレを呼び、製品は古臭くなり、アメリカ経済を混乱させるだけの結果に終わるだけのような気がしないでもないのだが。

 面白かったのは、トランプ旋風の原因は、よく言われているようにラストベルト(Rust Belt)の人々ではなく、本質はアメリカにおける「百姓一揆」であるという指摘だ。

 この他にも興味深い話題が満載。実際の現場を見てきた著者による渾身のルポだろう。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

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京都旅行1

2018-06-01 23:03:55 | 旅行:京都府
 先般久しぶりに京都へ行ってきた。とりあえずは、駅前のランドマークである京都タワー。




 最初に行ったのは、嵐山・嵯峨野。写真は、JR嵯峨嵐山駅。




 まず行ったのは、天龍寺。むかし来たときはそうでもなかったが、今回は人でごったがえしていた。若い人はアジア系の人が多かったようだ。聞こえてくるのは日本語よりも、中国語らしきものの方が多かったかな。大昔浅草の浅草寺に行ったとき、こんな感じだったが、京都も同じ感じになってきた。あと多かったのは修学旅行の生徒。





 天龍寺を出ると、嵯峨野めぐりの始まりということで、黒木の鳥居で有名な野々宮神社から出発した。




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書評:ノーベル賞の真実:いま明かされる選考の裏面史

2018-06-01 09:40:23 | 書評:学術教養(科学・工学)
ノーベル賞の真実: いま明かされる選考の裏面史
クリエーター情報なし
東京化学同人

・ アーリング ノルビー、(訳) 井上栄

 本書に書かれているのは、ノーベル賞の生理学・医学賞、化学賞の分野で、受賞者がどのような過程を経て決定されたのか、どのような内容がノーベル賞を受賞したのかなど。決してタイトルから連想するような裏歴史的なものではない。

 著者は、約20年も、ノーベル生理学・医学賞委員会の委員を務めたという。また本書の出版社は、文科系の出身者にはあまり馴染みがないかも知れないが、昔から主に化学に関する本を出版しており、この方面では有名な出版社である。

 もっとも、私は高校時代は化学が得意だったのだが、大学に進むと、すっぱりと足を洗った。1回生の時にクラス分けで時間が指定されていた化学の授業も必修ではなかったため履修しなかったくらいだ。

 内容としては、免疫に関する部分が多くを占めているが、あの有名なDNA二重らせん構造を発見したワトソン&クリックの話も出てくる。

 ここで気になることが書かれていた。正しいDNA構造は1953年4月に発表されていたにも関わらず、ノーベル賞に推薦されたのは1960年(受賞は1962年)になってからだという。これは、科学の世界でも新しいことが受け入れられるのに時間がかかるということだろう。 
 これは他の部門でも同様の例がある。ノーベル賞というのは、科学の世界では最も権威ある賞ではあるが、人間が選んでいる以上絶対的なものではない。だから真に独創的な仕事というのは受け入れるのに時間がかかるか理解されずに終わるかだ。

 例えばアインシュタインと言えば何といっても相対性理論なのだが、彼は相対性理論ではノーベル賞を受賞していない。彼が1921年に受賞したのは光電子効果に関するものなのである。彼の相対性理論はあまりに独創的過ぎて受賞対象にはならなかったのだ。彼は1955年まで生きたので、相対性理論で2回目のノーベル賞を受賞してもよかったのではと思う(数は少ないが複数回受賞した人もいる)。

 推薦者や審査人は、その道では一流の学者とはいえ、人によって推薦され人によって評価される賞の性格上はやむを得ないかもしれないが、昨年のノーベル物理学賞が、彼の一般相対性理論からの帰結である重力波の検出に対して与えられたのはある意味皮肉なことなのかもしれない。

 ところで、同じノーベル賞といっても、物理学賞については、まだ多少なりとも内容に馴染みがあるのだが、本書の対象である生理学・医学賞、化学賞については知らないことがほとんどである。やはり、同じ理系といっても、分野の間には深い溝があるのだろう。しかし、たまにはこのような本を読むことで、教養の幅が広がるのではないかと思う。

☆☆☆☆
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