文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

なんちゃってシンデレラ 王宮陰謀編 異世界で、王太子妃はじめました。1

2022-08-14 08:23:28 | 書評:その他

 

 ヒロインは、和泉摩耶という33歳のパティシエ。アルバイトでワインバーの臨時シェフもしている。それが、おでんを作ったのはいいが、辛子がないことに気づき、買いに出たところで事故にあう。そして異世界に転生する。もちろん事故というのは異世界転生・転移もので定番となっているトラックに轢かれてである。なお、転生・転移ものにつきものの神様は出てこない。

 異世界に生まれ変わったのはいいのだが、なんと12歳のエルゼヴェルト公爵令嬢で既婚者。名前もアルティリエ・ルティアーヌ=ディア=ディス=エルゼヴェルト=ダーディアと覚えきれないくらい長い。結婚したのは、なんと生後7か月。元の世界では33歳独身だったにも関わらずだ。夫はその国の王太子ナディルで15歳年上。エルゼヴェルト公爵家は4大公爵家筆頭である。亡き生母は、現国王の異母妹。

 これだけ書くと、異世界転生大成功だと思う人が多いだろうが、実は、アルティリエの周りは陰謀だらけ。彼女自身も何者かに公爵家の城の3階から下の湖に落とされ(この時は3番目の兄に助けられた)、彼女の侍女の一人である毒見役のエルルーシアが遅効性の毒で死んでしまう。

 ただ、漫画だけでは設定が良く分からないところがある。例えばエルゼヴェルト公爵家と王家の関係。なぜ上に5人の腹違いの兄がいるのに、アルティリエがエルゼヴェルト公爵家の唯一の後継者なのか。そのあたりはwebに公開されている原作小説を読めばいいだろう。

 ナディルは相当癖があるようだが、果たして二人の仲はどうなるのか。そして陰謀を巡らしているのは誰か。いろいろと気になるところである。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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異世界に来た僕は器用貧乏で素早さ頼りな旅をする1,2

2022-08-12 10:51:16 | 書評:その他

 

 

 主人公は上社朝霧(かみやしろあさぎ)という青年。コンビニでバイト中に強盗に刺されて死亡と思いきや、なんと異世界に転移していた。異世界転移した際に得たのが「器用貧乏」というユニークスキル。冒険者として生きていこうとした朝霧だが、そこでエルフのダニエラと出会い二人でパーティを組むことになる。

 このエルフのダニエラさん、ヘンな仮面をかぶっているが、異世界ものに登場するエルフに違わず美少女だ。しかし、イケメンキャラと食いしん坊キャラの方が目立っているような。

 エルフ美少女が登場すれば、年齢ネタが出るのが定番なところがある。これは我が国にロ〇〇バア(合法ロリともいう)の伝統があるからかな。本作でもダニエラさんの年齢が出てくるがなんともうすぐ200歳だそうだ。いやそれ、普通の人間は下手すると3回くらい寿命で死にますから。しかし、200歳を少女とも呼びにくい。美〇バアとでもいうところか。

 朝霧はひょんなことからベオウルフ(狼の魔物)の加護を得て、異世界をダニエラといっしょに旅することになるが、果たして彼はスキル「器用貧乏」をどう活かしていくのだろうか。それにしても「器用貧乏」とは・・・

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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あきたこまちにひとめぼれ(1)

2022-08-10 09:09:10 | 書評:その他

 

 この作品を一言で表せば、お米に関する蘊蓄漫画というものだろうか。タイトルにある「あきたこまち」も「ひとめぼれ」も米の品種名である。

 この作品の主人公の一人、西宮寅次郎は、サッカー特待生として、東京から秋田の高校にやってくる。そこでたまたま訪れた「米食堂こまち」。そこは、その時の状況に応じた色々な米を食べさせてくれる食堂だった。そこの看板娘である秋田小町。彼女は西宮のクラスメートだった。

 この娘、可愛いけど、あまり勉強はできないようだ。何しろ分数の分数も良く分かってない。よく高校に入れたなと思うが、米のことになると、その蘊蓄はすごい。まさに「好きこそものの上手なれ」である。ちなみに寅次郎君の方は、見かけによらず優等生のようである。

 米の種類はなんと280種もあるそうだ。そのひとつひとつに色々な違いがある。例えば味の濃いもの、薄いもの等。だからいろいろな状況に応じて使い分ければ、もっとお米ライフを楽しめるだろう。

 この作品の大きな特徴は、小町が秋田弁で喋っていることだろう。といってもバリバリの秋田弁を使うと恐らく読者は理解できないだろうので、いわゆるなんちゃって秋田弁なのだろうと推察。

 米は太ると思っていた寅次郎の姉のみこ姉を取り込む小町だが、敵役として熊谷=エミリア=シュバルツという美少女が出てきて、まだまだ波乱の予感。

 ひとつツッコミたいのは、小町のスタイル。さすがに高校に通うときは制服姿だが、店の手伝いや農作業をするときは上半身は田舎丸出しのスタイル。でも下半身は制服のスカート。それもものすごく短い。「そんな恰好で農作業ができるかい!」と思わず叫びそうになる(笑)

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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随筆銭形平次 13 平次身の上話

2022-08-08 09:00:00 | 書評:その他

 

 このエッセイは、銭形平次の作者による平次の設定と執筆の背景を綴ったものだ。

 ドラマや個々の作品を読んでも平次の歳は分からない(これまで読んだ範囲では出てこなかった)が、永遠の31歳のようである。おまけに31歳から歳をとらないらしい。なぜ平次は歳をとらないのかという読者からの小言もあったようだが、これは彼の<連続小説の主人公の年齢を読物の経過する年月と共に老い込ませていくのはおよそ愚劣なこと・・>という考え方によるようだ。

 このことは、故内田康夫氏の浅見光彦が永遠の33歳とよく似ている(「遺譜」という作品でとうとう34歳になったが)。もしかすると、内田さんも影響を受けているのかな。

 小説に出てくる架空の人物も有名になれば、碑や塚が建ったりする。浅草の花やしきには、半七塚があるそうだ。実際にこの目で見たいものであるが、昨今の情勢では難しいだろう。

 ところで野村氏が銭形平次を書くようになったきっかけは、菅忠雄という人から、新しく雑誌を始めるので、半七のようなものを書いてくれと頼まれたからのようである。昭和6年のことだ。

 野村氏はこうも書いている

<わが銭形平次は十中七八までは罪人を許し、あべこべに偽善者を罰したりする。近代法の精神は「行為を罰して動機を罰しない」が、銭形平次はその動機にまで立ち入って、偽善と不義を罰する。


このことは、ドラマからでは分かり難いが、小説を読んでいると良く分かる。このあたりは通常のミステリーと一線を画しており、これも銭形平次の魅力だろう。また無精で、貧乏だという設定もなかなか面白い。

 銭形平次の話は結構多いが、共通認識としてこれを読んでおけば一層楽しめるのではないかと思う。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

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冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた -黒髪の戦乙女- 1

2022-08-06 20:21:31 | 書評:その他

 

 主人公は元冒険者のベルグリフという男。若いころに右足を失い冒険者を引退した。そんな彼が、女の赤ん坊を拾った。その子を自分の娘として育て、女の子の名前はアンジェリン。12歳の時、父親と同じ冒険者の道を選び都に出る。

 なんと、アンジェリンは「黒髪の戦乙女」の二つ名を持つSランクの冒険者となっていた。二つ名とは、自分でつけるものではなく、活躍した冒険者を、周囲がそう呼び始めるものだ。少年のようだった彼女だが、体つきも女性らしくなり、髪の毛も長くなっている。彼女はお父さん大好き娘なのだが、長期休暇を取って、ベルグリフのところに帰ろうとする度に、彼女でなくてはこなせない様な依頼が入ってダメになる。ちなみにベルグリフの二つ名をアンジェリンは「赤鬼」といっているが、これはアンジェリンが言っているだけだろう。なにしろ若くしてEランクで引退したベルグリフに二つ名があるとは考えられない。

 お父さん大好き娘というのは、いくらお話の中だといってもものすごく貴重だろう。父親は娘が可愛くって仕方がないのに、娘の方は年頃になると父親を避けがちなのだ。

 やっとベルグリフのところに帰れると思ったら、今度は伯爵家の3女・セレンが盗賊に襲われているところを助け、危篤の父親にセレンを会わせるため、来た道を引き返すことになり、またまた帰省はおあずけに。よほど運が悪いのか、何かに呪われているのか?

 それからしばらくして、ベルグリフのもとをセレンの姉で伯爵家の次女であるサーシャが訪ねてくる。サーシャもAAランクの冒険者だ。流れで、ベルグリフはサーシャに指南のための試合をすることとなる。

 実は、ベルグリフは若くして引退したためランクはEだが、実力はAAランクのサーシャを圧倒するくらいだ。しかし、試合のあと、サーシャは完全にベルグリフに心酔したようである。結構思い込みの強い性格のようなので、このあと物語に絡んできそうな予感が。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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戦国小町苦労譚 1 邂逅の時

2022-08-04 10:00:07 | 書評:小説(SF/ファンタジー)

 

 

 主人公は綾小路静子という、農業高校に通う歴女。ところがなぜかいきなり戦国時代にタイムスリップしてしまう。別にトラックに轢かれたというわかでもなく、神さまに出会ったわけでもなくいきなりである。

 そこで出会ったのが織田信長。最初に出会ったのが信長なのはある意味よかったのかもしれない。彼は、色々な怖さはあるが、才あれば出自に関係なく使うという人間だ。豊臣秀吉だって、おそらく信長に仕えなければ、百姓から天下人にまでなれなかっただろうと思う。

 静子は、信長のもとで、現代の知識を使いながら成り上がっていく。女性の地位がものすごく低かった時代だが、彼女は信長から重んじられるようになっていくのだ。

 彼女の知識は、農業高校に通っているとはいえ、農業に限っている訳ではない。姉がミリタリーオタクということもあり、武器についても常人よりは詳しい。そして優しくお人よしなところがある。信長から無茶振りをされても、見事それに応え、頭角を現していく。だが、彼女は知っている。信長が本能寺で明智光秀により命を落とすことを。果たして、静子がタイムスリップをしたことが、本能寺の変にどのような影響を与えるのか。果たして彼女は元の時代に戻れるのか。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

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あねどきっ3

2022-08-02 09:02:11 | 書評:その他

 

 高校2年の女子高生萩原なつきと中一の落合洸太の繰り広げるラブコメである「あねどきっ」もこの3巻が最終巻。なぜか洸太の家に同居しているなつき。そのお目付け役の中3のちあき。ちなみに彼女も洸太の家に住むようになっている。

 この巻では、なつきとちあきの姉であるはるきが登場する。そしてなつきが、家出をした理由が明らかに。ところで、姉妹の名前だが、春、夏、秋と季節でまとまっている。これはてっきり冬もいて、春夏秋冬と1年全部そろうのかと思っていたが、どうも3姉妹だけのようで、冬は出てこない。

 ところで洸太君、可愛い系男子なのに、結構持てる。学校のアイドル的存在で同級生の桜井奏からも思いを寄せられている。でも洸太が好きなのは・・・。

 父親が正式に札幌支社に配属されることになり、洸太もそれについて北海道に行くことに。しかしそれは、なつきとの同居生活の終り。洸太君最後になつきに自分の思いを告げて男を見せる。もっと早くすればいいと思うのだが、中一男子だとこんなものか。

 4年後に父親の転勤で元の家に戻ってくる。洸太はなつきと再会する場面で物語は終わっているが、おそらく、そのあとに本当の二人の物語が始まるのだろうか。なつきよりかなり背が低かった洸太もこの4年間の間に成長して、再開した時は同じくらいだ。いや、なつきはヒールのある靴を履いているので、その分を差し引けば、洸太の方が少し高いか。

 出会いは中一と高二でちょっと歳が離れすぎているような感じを受けるが、よく考えてみればなつきが4歳年上なだけ。けっしてそんなカップルは珍しくはないだろう。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

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