チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

中国年花 吊鐘

2012年02月13日 | 香港

 晴れ、17度、83%

 毎月月初めに、香港島の東にあるマウントバットラーにのぼります。今月は、日本に行ったりで昨日になってしまいました。夜半の雨も上がり、まだ曇り空の朝でした。「行山健康」という言葉が香港にはあります。山に登って健康に、そんなわけで、朝早くから山に上がる人は絶えません。まして昨日は日曜日。久しぶりに暖かくすら感じます。

 マウントバットラーは、500メーターをきるくらいの高さです。私の足で、1時間とかかりません。ちょうど、半ばを過ぎたあたりから、木々の緑に混じって見えて来たのが

  この花です。吊鐘。年花とも言います。つまり旧正月の花です。今年の旧正月、暦の上では例年より早く1月でした。普段はちょうど2月の今頃。旧正月前後に咲くので、吊鐘は年花と呼ばれているようです。

  色といい、形といい、何とも趣のある風情の花です。

 ずいぶん以前のことです。フイルムカメラに望遠レンズを付けて、出かける私に家人がよく注意するようにと、声をかけてくれました。もちろん注意するのはカメラのことです。女の人が一眼レフのカメラなんて持ってる姿が珍しかった頃のことです。香港の人たちも、今はとっても裕福になって、行き交う人が若い人まで、デジカメの望遠付きを持っている時代になりました。

 昨日の山では、それぞれに吊鐘にカメラを向けています。その人たちの横顔が、何とも明るいこと。みんなに混じって、私もシャッターを押します。周りの人と、きれいだよね、と声を交わしながら、こんな香港が好きだなと、心底思ってしまいました。

   花のつき方は木によってまばらです。密に付いているのも、ポツポツと付いているのも、それぞれ愛らしさがあります。

 25年このマウントバットラーにのぼっています。でも、今年ほど  この吊鐘の花をたくさん見たのは初めてです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする