小雨、13度、89%
昨年に続いて、今年も寒かった香港です。おととい20度を超したと思ったら、今日はまた気温が下がっています。少し暖かくなると、いそいそと厚手の服を仕舞いにかかります。
昨年のクリスマスに家人からもらった、マルニのジャケット。厚手ではないのですが起毛しています。そんなに寒くない日は、ほとんどこのジャケットを着ていました。かなりグリーンが大柄なので、この冬はブローチなしでした。
そして、古い古いアーキャスタムのダッフルコート。大好きなコートです。ダッフル自体には古いも新しいもないのですが、最近のダッフルはとても細身に出来ています。薄くて温かな衣料品がたくさん出て来た昨今です。以前のように厚手のセーターやジャケットを着て、コートを着ることが無くなってきました。セーターの上にこのコートを着ると、肩や胴の周りがずいぶんもたつきます。10年近くほとんど手を通していませんでした。リフォームを考えましたが、古い形を新しく変えても、どんなに好きだったものも、あまり着ませんでした。昨年の秋、やっぱり思いきってリーフォームに持って行きました。
香港は小さなリフォーム屋さんが街のあちこちに見られます。小さい私にとって、リフォーム屋さんは、大事な味方です。しかも20年以上同じお店です。ご夫婦とも、私の好みを良く解ってくれています。厚手のコートですから、リフォームの代金もかさみました。それでも、今回のリフォームは大成功。肩にぴったり治まり、脇も体にそっています。雪の日本でも、活躍してくれたダッフルです。
パグ犬モモの散歩、車での移動には、やはり長いコートは不向きです。 そこでダウンを。と言っても、最近の薄くてスタイリッシュなものとは違います。よく考えると、このダウンも10年前のものです。むくむくとダウンが入っているタイプです。流石に袖もダウンにすると、レスラーみたいになるからでしょう、袖はニットのリブ編みになっています。香港でも日本でも、薄手のダウンを着た人を見ると欲しいなと思います。でも、このジャケットが、すっと頭をかすめます。いけません、あるものを大切に使わなくては。
今朝のように少し寒さがぶり返しても、厚いものがうっとしく感じられるのは、春が近づいているからでしょうね。