チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

コバタン 香港

2012年02月24日 | 香港

  ガス、20度、100%

 暑くも寒くもなく、湿度も低くさらっとした天候の頃、窓を開けたまま休みます。朝早く、野鳥の声が聞こえます。香港島の北の山沿いの斜面にそって暮らす我が家にとって、その時期は僅かしかありません。今朝は、既に20度で湿度は100%です。

 亜熱帯の香港、日本の鳥と重なるものも多いのですが、亜熱帯らしい鳥も数多く見かけます。日本の都市部で朝から、物悲しくなくカラスは、どうも南限があるらしく、香港では見ることがありません。カラスの猛烈な食欲と香港人のゴミ捨ての状況からすれば、もしカラスが香港にいれば、もっと大型化することでしょう。

 朝から鳴く野鳥達、熱帯的なちょっと間の抜けた声が岩山に反射して聞こえます。その中で、一際うるさくなく鳥がいます。それがコバタンです。

  オウム科の鳥で、人が飼っていたものが逃げて野生化したもののようです。そういえば以前、多摩川のほとりの草むらにも、逃げ出したきれいな色のインコ達が、野生化していたのが見られました。

 2年ほど前、このコバタンを調査した人がいました。コバタンは香港島の北のハッピーバレーからセントラルまでの山側に生息しているそうです。その数28羽。多少の増減はあるかと思いますが、春にかけて、木のむろに雛の動くのを私も見かけます。なんといっても、この真っ白な鳥はよく目立ちます。その上、常に5、7羽で集団行動をします。そして、例のうるさい鳴き声です。

 頭には黄色の冠羽を持っています。羽を広げると、意外に大きいのにびっくりすることでしょう。今年の冬は、例年より寒い香港でした。えさが少なかったのか、青いパパイヤを食べるコバタンを見ました。

 コバタンの悪い癖の一つが、食べ散らかすことです。実のなる木の下に、小枝や実が食い散らかされてあったら、上を見てください。必ず、コバタンがすまして木に留っています。

 家人も私も、私の車もよく鳥達の糞のターゲットにされます。車はまだ解りますが、よくも見事に頭をめがけて、糞を落としてくれるものだと驚きです。糞を掛けられたら、ショックですぐに上を見ることが出来ません。私は内心、コバタンに違いないと思い続けています。

 

コメント
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