チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

小さな旅 軽井沢

2016年03月04日 | 旅行

晴れ、5度  東京

 今回の私の帰国の日程は、実は昨年の12月の初めに決まっていました。その時、会ってみたい人と会ってみたい犬達がまず頭に浮かびました。お住まいは小諸、軽井沢まで新幹線で行って、乗り換えです。そうだ、乗り換えの時間には軽井沢の近くに住んでいる友人に会えるわ、と一人で時刻表とにらめっこしていました。

 ところが年末、思わぬ事が起きました。小諸のお住まいの方の3匹の犬の1匹が急に亡くなりました。飼い主のパパの喪失感はかなりのものです。この方、息子とほぼ同年代。3匹ともそれぞれ保護犬です。2匹のパグは繁殖犬でした。繁殖犬はひどい時は年に2度も出産を強いられます。そして身体に産むための機能が無くなったり、何らかの支障が出るとブリーダーの元から保護犬として出されることがあります。フォーンのパグ桜ちゃん、亡くなった黒パグのかりんちゃんはそうした過去を持って8歳7歳で今の飼い主のパパの元にやって来ました。彼は、ミックスのやはり保護犬の日向ちゃんと3匹を理想的に育てています。雪が降っても広い公園で散歩をする姿。夏の花火をカートに乗って見上げる3匹。小諸に会いに行こうと私が心に決めたのは、こんな日々を時折見せてもらっていたからです。

 黒パグのかりんちゃんを亡くした後も、残った2匹がいます。寒い土地で心まで寒くなっているのではと心配です。かりんちゃんにも会いたかったのですが、日向ちゃん、桜ちゃんにも会いたい、私の気持ちは変わりません。 「会いに行きます。」と連絡すると「乗り換えは大変だから、軽井沢まで2匹を連れて行きます。」と仰ってくださいます。そこで早速、軽井沢の友人にも連絡を取り犬連れで会うことになりました。

 昨日は、東京も急に気温が上がったようです。お天気も快晴。そして、なんと23年ぶりに新幹線に乗ると興奮する私です。軽井沢に行くのは37年ぶりです。約1時間で軽井沢に着きました。アクセスが良くなったものです。

 待ち合わせの公園では浅間山がくっきりと見えました。待ち合わせの場所からお昼のレストランの予約まで軽井沢の友人にはすっかりお世話になりました。

 ミックスの日向ちゃんはやや人見知り。 桜ちゃんはもうすぐ13歳。モモさんと同世代なのに女の子ですからおっとりしています。そして、毎日ウェッブではお会いしている豪ちゃん、 初めまして。ハンサムな豪ちゃんです。

 公園には他の犬の姿も殆どありません。何となく犬達も初めましての挨拶をしているようです。軽井沢、夏ともなれば犬連れ可能のレストランは沢山あるそうですが、お店だって締まっているこの時期、レストランの中にまで犬を連れて入れるところでお昼をとりました。日本のペット連れレストランに行ったのも初めてな私です。犬のステーキも出て来ました。3年ぶりに会う豪ちゃんのママ、3年前、香港の私をご夫婦で訪ねて来てくださいました。相変わらずお元気です。モモが脚を傷めたときは、1週間もしないうちにモモのことを心配して、犬のバギーを香港まで送ってくださいました。私が日本の小麦から作った強力粉「はるゆたか」を香港で手に入れることが出来たのも彼女が沢山送って来てくださったからです。

 お昼過ぎの便で、東京にとんぼ返りします。短い時間でした。雪が残っている軽井沢、春のような日差しでした。日向ちゃん、桜ちゃんのパパの心の雪も時間が溶かしてくれると思います。豪ちゃん、桜ちゃん、日向ちゃん、また会いに来ますよ。

 会うことが出来る人がいてくれること、幸せなことだと思いながら新幹線スムーズな音を聞いていました。

コメント
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