雨、12度、81%
湯葉のご飯の素に入っていた湯葉があまりにもちょっぴりでした。湯葉を沢山食べたいと早速湯葉を買って来ました。日本では湯葉料理はどれもこれもほんの一口、品がよくても物足りません。あれだけお高い湯葉ですからそれも致し方ない。香港では、生湯葉、乾湯葉、揚げ湯葉、味のついた湯葉など市場で求めることが出来ます。スーパーでも売っています。普通の中華料理に蒸したり揚げたりして使いますが、ベジタリアンの人の大切なタンパク源です。売られている量も、大袋入りです。お値段は、お豆腐並み、湯葉好きにとっては幸せです。
今回は、 「五香素鴨」と名前のついた中国産の湯葉を使いました。「五香」は中国のスパイス、字の如く5つのスパイスを合わせた香りです。シナモン、グローブ、山椒、アニス、フェンネル、陳皮などです。「素」と付けばベジタリアン料理を意味します。素鴨はベジタリアンの鴨料理に使われます。五香の匂いはさほどありません。少し味が付いています。真空パックですが湯葉のまわりをしっかりとピーネッツオイルをまぶしてあります。オイルによる保存法です。
オイルがたっぷりですから袋から出してすぐに炒めることも出来ます。鴨の肉の代わりに炒めものに使うのが中華の一般的な食し方ですが、今日は和風に。
オイルをきるために、一旦湯通しします。それを薄切りにして、キュウリや大根の千切りと会わせるだけです。 食べる時に黒酢をかけても美味しく頂けます。パラパラと山椒の酢漬けをふってみました。薄味のままならいくらでも食べれます。
ちょっと余談、山椒の実でなくてクリームチーズをちぎって合わせると、まるでオードブルになるから不思議です。クリームチーズのねっとりが湯葉の味を引き立ててくれます。今冷蔵庫にゴルゴンゾーラがあります。このチーズと合わせると青カビがわさびみたいで美味しいかもしれないと想像が膨らんでいます。
日本だとこんなに沢山の湯葉を使うと大ご馳走です。