曇り、12度、81%
七味唐辛子が大好きだと、何度も何度も書きました。七味唐辛子なんてみんな同じと思ってはいけません。これが微妙に味も辛さも香りもそして甘みも違います。七味唐辛子を見れば買い求めます。その上、皆さんからも頂戴します。ありがたいことです。
当然、七味唐辛子の一番の決め手は唐辛子。唐辛子の種類だって世界中沢山です。ハンガリーのパプリカ、メキシコやアメリカのババネロ、韓国や日本の唐辛子そしてタイのプリッキーヌ。辛いものが好きですが、メキシコやケイジャーン料理に使われるパラペーニョの辛さは苦手です。タイのプリッキーヌ、大好きなタイのグリーンカレーの辛さの素です。 こんなに小さい唐辛子、タイ料理やベトナム料理では麺などにこのまま添えられて出て来ます。辛いもの好きですが、私は手を出しません。涙と鼻水が止まらなくなります。ここ香港ではプリッキーヌは市場で簡単に手に入ります。プリッキーヌの10倍もある大きな唐辛子まで揃っています。流石にババネロはありません。しかも、夏ともなれば花市にプリッキーヌの鉢植えが並びます。この唐辛子、先の細い方を空に向けて実を結ぶので「天指辛子」と名前がついているほどです。そしてなんともその実を付けた様子は可愛いものです。
先日、七味唐辛子好きの私に変わったものをと頂いたのが、長野の善光寺の有名な唐辛子屋さん、八幡屋礒五郎の「プリッキーヌの栽培缶」でした。
八幡屋礒五郎の七味や一味の缶の意匠は、なんともインパクトが強くて名物と名を打っているところも気に入っています。その普通の七味の缶の4倍以上もの大きさの缶の中に、プリッキーヌの種と栽培土がセットで入っています。早速種を蒔いてみました。たった1週間で、根っこが出ました。 香港、急に気温が下がりました。でも大丈夫、また来週から20度を超す陽気が戻って来ます。一番丈夫な苗を一つ残してくださいと説明書にありますが、他の鉢にも植え替えて、この夏我が家はプリッキーヌが沢山実ると夢見ています。生で食べれない分は、乾燥して保存出来ます。
唐辛し好き、種蒔き好きな私への贈り物です。ありがとう、一杯実を付けるように世話します。