雨、17度、97%
湯葉の混ぜご飯の素を頂きました。滋賀県大津の比叡ゆばの混ぜご飯の素、季節限定タケノコ、桜です。湯葉、生麩大好物です。湯葉は中華料理でも精進料理、家庭料理に使われます。ここ香港では湯葉は簡単に手に入ります。日本に比べればお値段も安い、懐石料理などにちょこっと付いて来るような食べ方ではなく庶民の食べ物です。蒸したり、揚げたりお汁粉に浮いていたり、湯葉の使い途の広さは中華の方が勝っています。ただ、日本の湯葉と違ってやや独特な匂いがするように思います。
炊きたてのご飯に混ぜるだけの簡単さ、この季節のタケノコ、桜の花も入っています。炊きたてのご飯に混ぜて主人が帰って来ると直ぐにおひつの移しました。 昨年頂戴した「たる源」のおひつです。食卓でおひつの蓋をとると、タケノコ、桜そしておひつのコウヤマキの木の香りがフワッと立ち上がって来ます。春のご飯です。
ただ残念なのが、湯葉が少ない。いえ、だから品が良くバランスのあるお味なのですが、湯葉好きにとっては湯葉がもっといっぱい食べたいと思います。
ご飯の素と一緒の送ってくださったのが、生麩のしぐれ煮でした。 こちらは京都のもの。京都らしく山椒の実が入っています。ご飯を頂きながら、このしぐれ煮を残しておけばよかったと後悔します。生麩のしぐれ煮はとっくに食べてしまっています。薄味のご飯に山椒の香りがする生麩のしぐれ煮、一緒に食べるべきでした。
主人と二人、おひつのは少しご飯が残りました。今日は小さなおにぎりでも作りましょうか。日本の春を思いながら頂いたご飯です。