チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

我が家のインド料理

2016年06月03日 | 料理

晴れ、29度、84%

 出来るだけ本場の味に近いインド料理を作るようになったのは、香港に来てからです。香辛料がホールでも粉状でも揃います。マサラも各種あります。インド人がやっている中の薄暗い食料品屋へ行くのは楽しみです。中に入った途端に周りの香港とは異次元、匂いも色も違います。香港のインドレストランの味はおそらくかなり本場の味に近いと思います。日本の本場インドカレーは日本ナイズされた味です。

 インドに初めて行ったのは20年前、ここでまたインド料理の私が思っていた常識が覆されます。日本同様にインドも地方地方で食材も味付けも違います。私は、3食インド料理で構いません。インド料理は辛いものもありますが、スパイスのハーモニーを楽しむ食べ物だと思っています。ここ数年、自分の作るインド料理に物足りなさを感じ始めていました。奥行きのない味なのです。端で見ていると適当に見える程作り慣れたカレーやビリヤニです。

 暑くなり始めました。久しぶりにチキンカレーを作ります。 この3つにレッドペッパーを加えると基本の香辛料です。右からクミン、ターメリック、コリアンダー。以前はギーという水牛のバターを使っていましたが、最近はオリーブオイルで代用します。デーリーの知人ベリーさん宅の台所には既にギーは健康上置かれていませんでした。クミンをオリーブオイルで熱してタマネギとトマトでベースを作ります。チキンを煮込んで、最後にマサラを一振り。 右から2番目がチキンマサラです。 汁っぽく見えるカレーですが、水は一切加えません。

 付け合わせはインドで一番おいしいお米、バスマティライスを  プラオというピラフに仕上げます。ニンニクと松の実を入れて、サフランで香りと色を付けました。パラリとしたこのプラオライスは、お米自体の香りもあってとても美味しいものです。 こちらも最後に一振りマサラを入れます。

 2品とも作り方は従来通りですが、少し工夫をしてみました。私が作ったインド料理の中でも満足がいく品です。

 インドバンガロールから見えたお客様を私のインド料理でもてなしたこともあります。今考えると恥ずかしい限りです。インド料理は奥が深いと思います。実は最近読んだ本が作り方ではなくて、インド料理の何かを教えてくれました。何処か私の中でスイッチが入れ替わったようです。深みのあるインド料理を作れるような気がします。その本の話は明日。

コメント
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