晴れ、29度、88%
先週の土曜日は朝になっても雨が降っていました。モモさんのお散歩時間、やっと雨は上がりました。山沿いの緩やかな坂道、いつものお散歩コースです。向こうから大きな犬がやって来ます。初めて見る犬です。雑種ですが、背が高くゆうに私の腰の当たりまでありそうです。犬の顔を見ていると、どうも性格がきつそうだなと思います。連れているお手伝いさんはスマホをにらんだまま、リーシュは伸びっ放し。一方通行の車の少ない道です。
犬の大きさとその様子に不安になった私は、モモさんのリーシュを右手に持ち替えて車道に降りました。大きな犬と距離を持つためです。案の定、すれ違い様に短く唸って、私の方に飛びかかろうとしました。でも、犬の鼻先が私のスカートをかすったぐらいでした。その瞬間、この私、前のめりにドタッと倒れました。犬が触れた訳でもありません。滑った感じもありません。蹴つまずいた訳でもありません。兎に角、前のめりにドタッと大きな音とともに倒れました。本人ですら何が起こったか分からない、起き上がり様にモモさんを見ると、驚いた顔をして私を見ています。モモさんこそ何がなんだか分からない。
立ち上がり振り向くと、大きな犬とお手伝いさんのそそくさと立ち去る背中が見えました。モモさんのリーシュを握りしめていた右手は無傷、左手の甲から手首にかけて3カ所擦り傷、両膝頭にそれぞれ擦り傷ひとつずつ。計5カ所傷を負いました。擦り傷ですから痛くもありません。お散歩を済ませて家に戻りました。
夕方出張から戻った主人、左手の傷を見てびっくりします。私の話の途中で狂犬病を心配します。「違うのよ、転んだのよ。」ホッとする主人。しばらくして、「骨にも異常なさそうで良かったね。」とおっしゃいます。その時、はたと思います。私の母も家の中で滑って骨折しました。義母は家の中で自分のスカートを踏んで転倒して骨を傷めました。コンクリートの上で大きな音を立てて、怪我の仕方からしても変な転び方をしています。よく、骨を折らなかったものです。この年齢からは、小さなことで骨折を招く危険があります。気を付けなくては。
何故転んだか今でも分かりません。転んだ傷ですが、私はモモさんを守って出来た傷だと思っています。今朝起きると傷口が痒くなり始めています。全治10日でしょうか。