チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ふくろ茸

2016年09月08日 | 香港

曇り、25度、97%

 キノコも一年を通して食べられるようになりました。菌をポットに入れて栽培するキノコファクトリー、香港でも同じ状況です。それでも秋の気配がするとキノコに急に目が行きます。「ふくろ茸」というキノコがあります。タイのトムヤンクンスープに入っているキノコです。日本ではなかなか生でお目にかかりません。ほとんどが水煮の缶詰めもの、缶詰独特の匂いにへしゃがった様なお味、頂けません。「ふくろ茸」は世界で「シイタケ」「マッシュルーム」に次ぐ生産高だそうです。中華料理にも良く使われます。

 「ふくろ茸」は面白い形です。袋に入ったキノコだから「ふくろ茸」。 縦に半分に切ると、キノコの子供がすっぽりと袋に納まっています。この子供が成長して袋を突き破って傘を作ります。一番上の部分が割れてキノコが出て来ます。割れ始めると臭くて臭くて食べれるものではありません。一度採った「ふくろ茸」はすぐに傷み始めます。夏場は一日でヌルヌルして来ます。そんなキノコですからお値段はかなり高めです。生の「ふくろ茸」は口に当たる食感だけでなく実においしい茸です。スープに入れると旨味たっぷりのだしも出ます。

 香港では「干焼伊麺」に必ず入っています。広州独特の「伊麺」卵麺を揚げた物です。 この麺とふくろ茸、黄色いニラを合わせただけの「干焼伊麺」はよく会食の最後の麺で出されます。テーブルサービスをする人がそれぞれのお皿に人数分取り分ける様子を見ながら、あの「干焼伊麺」を全部食べたいなあと思います。そこで、時折お昼に一人分、山盛り作ります。 お店で出される「干焼伊麺」はこんなに沢山の「ふくろ茸」が入っていません。もちろん黄色いニラだってほんのちょっぴり。お腹いっぱい食べました。満足。

 袋を破る前の「ふくろ茸」はプルンとした食感がまず独特です。袋を破る前は臭みもなく、独特なキノコの香りがします。日本でも「ふくろ茸」ファクトリーが出来たそうです。生の「ふくろ茸」を見つけたら是非お試しください。

 

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