雨、25度、90%
以前は香港人あまりチーズを食べなかったと思います。そのせいかチーズのお値段が安く、もちろんイギリス領でしたからチェダーチーズやスティルトンブルーが安く食べることが出来ました。プロセスチーズはオーストラリア、ニュジーランドからの大きなパッケージの物がやって来ます。
この10年、チーズの値段はうなぎ上りです。ところがヨーロッパのチーズの珍しい物も店先には並ぶようになりました。普通のスーパーにだってパッケージ物ばかりか切り売りのチーズが買えます。 歩いて5分以内に地元のスーパーが2軒あります。そのうちの1軒はご覧のように切り売りもあり、もう一軒はパッケージ物ですが種類が豊富です。
イギリスのマークスアンドスペンサーの食品売り場のチーズコーナー。 切り売りこそありませんがチェダーチーズの種類の豊富さは群を抜いています。切り売りはないのですが小さなポーションの詰め合わせセットが売られています。
30年近く前にオープンした老舗の高級食材店のチーズ売り場です。 こちらは切り売りのコーナー、バターなどの隣にパッケージ売りの冷蔵庫もあります。昔はここに来てこのコーナーを見るのが楽しみでした。ミモザと名前のつくフランスのチーズなどはここにしか売っていませんでした。
熟成室まで持ったチーズコーナーを持つ食品売り場まで出来ました。 温度湿度調整のある熟成室です。この熟成室の並びのチーズ売り場が見出し写真です。カラスのケースの向こうにもまだまだチーズが並んでいます。ざっと我が家から歩いて行けるところのチーズ売り場です。
もちろん香港の田舎の地元のスーパーにはこんなにナチュラルチーズは並んでいません。住民の人種を考えた品揃えです。私の福岡の家の近くのスーパーには日本のメーカー物のプロセスチーズのコーナがちょっとあるばかりです。中心部のデパートの地下にも香港のスーパーのチーズ売り場程の種類も数もありません。日本中にある小さな工房チーズなどは居ながらにして手に入る環境ではなさそうです。例のネットで注文するしかないのでしょう。日本の小さな工房作りのチーズが楽しみですが、クール便で送られて来る物にはいささか抵抗があります。その土地その土地を訪れて、小さなチーズ工房探す、歳をとったらそんな遊びが出来そうです。