雨、27度、88%
半世紀も前の本、レイチェルカーソンの「沈黙の春」と7月に出たばかりのジョアン ハリスの「いちご泥棒」を読み上げました。
「沈黙の春」は環境汚染に対する警告の本として古典的な本です。いつかは読まなくてはと思いつつ今になってしまいました。私が生まれた前後のアメリカでの駆虫剤などの農薬使用の結果を取りまとめた本です。いかに無責任に人体にまで影響を及ぼす薬剤が野放図に使われていたかを知りました。60年以上前のことですが、今尚考え直さなくてはならない問題だと思います。動植物生態の環境汚染の結果は先が見えていないのではと危惧が残りました。翻訳の本が文庫本で出ています。題名が示す通り、ある春の朝起きたら鳥の声が全くしない、そんな恐ろしいことが実際にあると心に留める本でした。
ジョアン ハリスの新刊「いちご泥棒」は刊行前から予約購入をアメリカのアマゾンに頼んでありました。英語の新刊本は日本では手に入りにくいと危惧していましたが、アマゾンに興味のある作者を登録しておくと出版前から知らせてくれます。予約購入の場合はいくらか安く手に入れることも出来ます。普通便なら出版後10日ほどで入手できます。速達便だと3日で入手可能です。
「いちご泥棒」はウィリアムモリスの有名な壁紙「いちご泥棒」に因んだ本です。話はハリスの一番有名な「チョコレート」の流れを組むものです。 「チョコレート」に始まって4作目です。ハリスの書くものはシリーズもののようにいくつかのジャンルがあります。「チョコレート」シリーズは一番売れているシリーズかもしれませんが、少し私には飽きて来ました。ハリスの本は「チョコレート」に始まり数冊翻訳が出ています。この「いちご泥棒」の翻訳が出るかどうかわかりませんが、「チョコレート」好きな読者には待ち遠しい本ではないでしょうか。
書店で店頭で手にとって本を選ぶ楽しみはありませんが、アマゾンのおかげで本を手に入れることが出来ます。本当に助かっています。9月新刊のアミタブゴーシュの本、11月に出るジュンパリハリの新刊、すでに予約済みです。でもやはり本屋で本を手に取って選ぶのが一番です。