小雨、27度、81%
ご飯を食べるために並ぶ、物を買うために並ぶ、どうも苦手です。若い方から高齢の方まで、長い行列に並んでいるのを見ると偉いなあとまで思います。ご飯のためならお腹がすいて自分の順番まで待つことができません。物を買うためだと絶対にこれでなきゃいけないのかと思ってしまいます。
昨日目指したのは都内のデパートです。地下の和洋菓子、お惣菜などのいくつかの店にはいつも行列ができています。お目当ての品があるのか、流行りのものをゲットしたくて並んでいるのか、デパートの地下ですが男性も並んでいます。ココさんを預けている病院への心ばかりのお礼と友人たちへの手土産を選びます。並ぶお店には他の店の邪魔にならぬようにロープで囲っているところや、お店の人が列の整理をしているところもあります。着いたのはお昼過ぎ、まずお目当の店に行きました。あれ、列がありません。良かったと思ったら、私の目当てにしていた品はすでに完売していました。いつも見る行列はつまり私と同じお菓子を求める人の列だったようです。
別の品をと一回りしました。特にこれと決めていたわけではありませんが、人の列の一番最後に並びました。季節的に終わるイチジクのお菓子や友人が特に好きなお菓子が並んでいたからです。並んで待つ間の手持ち無沙汰も嫌いです。店の店員さんの働く様子を見ているとそのお店の良し悪しが伝わって来ます。笑顔の応対は必須ですが、様々な要望に丁寧に対応している様子は好もしく感じます。先に目当の品が完売していた方の店の店員さんはやや高飛車な話し方でした。自分の店の商品に自信があるからかもしれません。そんなことを考えながら18分、やっと私の番が回って来ました。
いくつかの詰め合わせを私の注文通りに作ってくれました。紐掛けしているその店員さんの手元を見ていると、友人たちがこの紐を解くときの様子が目に浮かびます。私にしては珍しく並んで買った手土産、満足いく買い物でした。